吉澤ひとみ被告保釈、週明けにも事務所と面談 契約解除申し出か活動継続希望か

スポーツ報知
21日ぶりに姿を見せ、大勢の報道陣に囲まれながら白いブラウスに黒のタイトスカート姿で謝罪する吉澤ひとみ被告(カメラ・泉 貫太)

 元「モーニング娘。」のメンバーで今月6日に酒気帯び運転でひき逃げし、2人に軽傷を負わせたとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反で逮捕され、東京地検に起訴された吉澤ひとみ被告(33)が27日、保釈保証金300万円を納付し保釈された。この日午後5時31分、留置先の警視庁原宿署から21日ぶりに姿を現し8秒間頭を下げ「この度は誠に申し訳ありません」などと謝罪。そのまま病院に向かった同被告は体調回復次第、今後について所属事務所上層部と話し合う。

 吉澤被告は午後5時31分、白いブラウスに黒のタイトスカート姿で原宿署の通用口から姿を見せた。約3週間の勾留期間のせいか少しやつれた印象だったが、足取りはしっかりしていた。化粧は薄め。8月のイベントではしていた左手薬指の指輪は外していた。

 周囲からはファンとみられる女性の「頑張れ~!」の声が飛び、大通りを挟んで警察署と反対側の路上にはサイリウムを持ったやじ馬が集結した。

 200人以上の報道陣が待ちかまえるなか、約20メートル歩いて足を止めると8秒間、深々と頭を下げた。無数のフラッシュを浴びながら、涙を浮かべ、時折言葉を詰まらせながら、周囲にかき消されそうな弱々しい声で「被害者の方々に深くおわび申し上げます。このたびは本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 東京地裁によると、この日、同被告は保釈保証金300万円を現金で納付。午後3時頃には原宿署を出るとみられていたが、保釈中に運転できないように運転免許の効力を10月5日まで停止する仮処分の手続きを行っていた。

 保釈後は、所属事務所の用意した黒いワンボックスカーに乗り込んだ。同被告を乗せた車は首都高に乗り、東京都港区内のホテルへ。事務所関係者によると、そこから別の車に乗り換え病院へ。消耗している様子から医師によるメディカルチェックを受けたという。

 捜査関係者によると、勾留中の同被告は、接見中も反省の言葉を口にしながら泣き出すなど不安定な状態だったという。男まさりのさっぱりとした性格ながらも、もろい部分もあるという同被告。精神的にもショックを受けている様子だ。この日、医師の診察を受けた後、しばらくは体調回復に努める。

 今後については未定だが、早ければ週明けにも事務所上層部と話し合いが行われることが分かった。事務所サイドから契約解除を迫ることはないが、同被告の意見を聞いた上で判断する見通し。自ら解除を申し出た場合は承諾されるとみられる。一方、同被告が芸能活動を続けることを希望した場合は再度、話し合いの場が設けられそうだ。

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