「まばたき」トップアイドルへ初全国ステージで歌披露 大手レーベルなど6社から声

スポーツ報知
トップアイドルを夢見る「まばたき」の水無瀬叶和(左)と湊林檎

 札幌市内で活動するガールズユニット「まばたき」の湊林檎(13)と水無瀬叶和(みなせ・とわ、12)が、トップアイドルへの階段を上り始めた。先月8日に東京ドームシティーホールで行われた国民的アニメソングカバーコンテスト「愛踊祭2018決勝大会」に北海道代表として出場。全10組の中からベストオーディエンス賞を受賞し、大手レーベルやプロダクション6社から声が掛かった。将来はCDデビュー、そして全国のドームツアーを夢見ている。

 初めて立つ全国ステージで、抜群の歌唱力と息の合ったダンスを披露した。中学2年の湊と、小学6年の水無瀬からなる「まばたき」は先月8日、「愛踊祭2018決勝大会」に北海道代表として出場。道内出身の2人は、1300人超の観客が選ぶ「ベストオーディエンス賞」を受賞した。

 振り付けは全て自分たちで考え、オリジナル曲「君とSea Scape」では、肩の動きで波を表現した。「信じられない気持ち。緊張しておなかが痛かったが、歌っている時は最高に楽しかった」と湊。出番直前は手が震え、何も喉を通らなかったが、会場の盛り上がりに背中を押され、最後の温かい拍手が心地よかった。

 大会の24時間前は、出場できるかさえ、分からなかった。大会2日前に発生した胆振東部地震の影響で、前日の7日は1日中、空港で飛行機のキャンセル待ち。何とか夜に出発したものの、東京のホテルに着いたのは当日の午前2時半だった。まともに寝られなかったが、地震を乗り越えて駆けつけた話をトークに盛り込み、持ち前の明るいパフォーマンスで観客を魅了。優勝は逃したが、観客が選ぶ“栄誉”を手にした。

 さらに、大手レーベルなど6社からも声が掛かった。今後は週5回のレッスンを重ねながら、近日中にレーベルとの協議を進め、東京進出やCDデビューなど無限大の可能性を探っていく。

 将来の目標は全国ドームツアーで、湊が「最初は札幌ドームで」と言えば、水無瀬も「全員を笑顔にするパフォーマンスがしたい」と声を弾ませる。自らつかんだチャンス。手を取り合い、一歩ずつ、トップアイドルへの階段を上っていく。(宮崎 亮太)

 ◆水無瀬 叶和(みなせ・とわ)2006年8月15日、札幌市生まれ。12歳。小学2年で歌・ダンスを始める。特技はダンス。好きな食べ物はイチゴ、お母さんが作ったオムライス。好きなアイドルは「わーすた」。「まばたき」には「星のまたたきのように輝く」という意味が込められている。

 ◆湊 林檎(みなと・りんご)2004年11月9日、旭川市生まれ。13歳。小学2年で歌・ダンスを始める。特技はかけ算と鉄棒で、好きな食べ物はトマト、麻婆ナス。好きなアイドルは「でんぱ組.inc」

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