高田純次「じゅん散歩」脱線しすぎて初海外!

スポーツ報知
ムンクの代表作「叫び」と一緒に叫ぶ高田純次

 タレントの高田純次(71)が街を散歩するテレビ朝日系「じゅん散歩」(月~金曜・前9時55分)が初めて海外進出することが8日、分かった。ノルウェーの首都オスロを訪れ、「叫び」で有名な画家ムンクゆかりの地などを歩く。ノルウェー編の放送(31日~11月2日)を前に取材に応じた高田は「その気になれば、俺でも描けそう」などと相変わらずの適当発言で旅を振り返った。

 同番組は故・地井武男さんの「ちい散歩」(2006年4月~12年5月)、加山雄三の「若大将のゆうゆう散歩」(12年5月~15年9月)の後を受け、15年9月にスタート。高田が散歩人として、道行く人に話しかけたり、店に入るなどして街の雰囲気を伝える。守備範囲は主に首都圏だが、時々地方へ足を延ばすことも。過去訪れたのは東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、山梨、静岡、三重、福岡の10都県。一番遠かったのは昨年9月放送の北九州市だ。

 今月末から始まるムンクの日本展の下見を兼ねた初の海外散歩に高田は「うれしかったけど、13~14時間かかった。遠かったなあ。物価が高くてラーメンが2000円くらいするの。払ったの僕じゃないけどね」。地元住民にも話しかけ「OL風の3人と盛り上がった。僕は手話と英語で話したけど、相手は何語だったのかな。結局あの人たちは何だったんだろう」と海の向こうでも適当さをいかんなく発揮したようだ。

 かつて美術系の専門学校に通っていただけに、印象に残ったのはムンク美術館。世界的に有名な「叫び」などを鑑賞した。撮ってきた写真をまじまじと見つめ「思ったよりちっちゃかったなあ。何かその気になれば俺でも描けそうだよね」とぽつり。「女性の裸か自画像ばかりだった。ナルシシストだったのかな」と高田流に分析した。

 ロケを終えて帰国すると「ほっとした。やっぱ日本が最高」と再認識したという。お土産には空港でムーミングッズを買ったが、帰国後、周囲に「ムーミンはノルウェーじゃない」(正しくはフィンランド)と指摘されるオチまで付いた。次に行きたい外国については「スウェーデンがいいね。フリーセックスの国なんだっけ」と懲りることなく、やる気満々だった。

 ◆「叫び」 19~20世紀に活躍したノルウェーの画家エドバルド・ムンクの代表作。1893年の油彩絵画をはじめ、パステル、リトグラフ、テンペラで同じ構図、題名で描かれるなど全部で5点が現存する。油彩画は1994年2月に盗難に遭ったが、同5月に犯人逮捕時に発見。1895年のパステル画は2012年、米サザビーズで絵画史上最高額となる1億1992万2500ドル(約96億1000万円)で落札され、話題になった。

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