美空ひばりさん、ハワイに歌声再び 日系移民150年の節目11月に「音楽祭」

2018年10月12日6時0分  スポーツ報知
  • ハワイでチャリティーコンサートを行った12歳の時の美空ひばりさん
  • 川田晴久さん、母・喜美枝さんとハワイ入りしたひばりさん(手前)
  • ハワイでフィルムコンサートを行う美空ひばりさん

 昭和を代表する国民的歌手・美空ひばりさん(89年死去、享年52)の思い出の地・米ハワイで「美空ひばり 音楽祭」(現地時間11月24日、オアフ島・ブレイズデルコンサートホール)が開催されることが11日、明らかになった。ひばりさんは12歳だった1950年、ハワイでチャリティーコンサートを行い、歌声で日系移民を励ました縁があることから、ハワイ日系移民150年の節目の年に公演が実現。当日はひばりさんのヒット曲を映像で振り返るほか、細川たかし(68)らも出演し、名曲を島民に届ける。

 ハワイ日系移民150年のメモリアルイヤーに、ひばりさんの明るい歌声がよみがえることになった。

 ひばりさんにとってハワイは、12歳だった1950年にチャリティーコンサートを行った地。太平洋戦争下、戦勝国と敗戦国のはざまで揺れ、歴史に翻弄された日系移民たちにとって、天才少女の歌声は戦後の復興の支えとなった。以降もひばりさんはハワイの舞台に立ち、生涯で5度コンサートに出演している。

 ひばりさんの長男で、ひばりプロダクションの加藤和也社長(47)は、150年の節目に際し「12歳の時から数度、日系移民、ご家族のためのコンサートを行ってきた母の意志を継ぎ、何かお祝いできる事はないかと考え始めました」と今回の音楽祭開催へ動き出したきっかけを明かす。「現地の方のお話を聞くに、日本を遠く離れて世代が変わっても、歌の力は大きく、懐かしさや日本との絆を感じさせるようです」と、時を超えても色あせない歌声を届けるつもりだ。

 当日は、ハワイコンサートの模様の写真や、ひばりさんの名曲を秘蔵映像で振り返るほか、細川たかし、市川由紀乃(42)、Crystal Kay(32)らも出演。持ち歌だけでなく、ひばりさんのカバー曲も披露し約3時間のステージを盛り上げる。

 ひばりさんのレコード会社の後輩だった細川は「ひばりさんにはデビュー当時からとてもかわいがっていただき、ひばりさんのお誕生日会にもご自宅に何度も招いていただきました」としみじみ。「大先輩の美空ひばりさんの音楽祭、私も久しぶりのハワイでのステージですが、精いっぱい、日本を感じてもらえるよう、歌いたいと思います」と意気込んでいる。オアフ島での公演のほか、ハワイ島(現地時間11月26日、パレスシアター)での公演も予定している。

 ◆ひばりさんとハワイ

 ▼1950年5月16日~6月20日 ボードビリアンの川田晴久さん、母・喜美枝さんとハワイ入り。オアフ島、マウイ島、ハワイ島、カウアイ島で公演

 ▼61年1月25日~2月1日 ハワイの有力者、ピーナッツ国久氏の「レッドソックス野球団」の後援会に招かれハレイワ劇場やワイキキ・シェル、ハワイ島でも公演

 ▼69年8月3日~9日 ハワイ立州10周年を記念し、HICアリーナで「美空ひばりショー」を開催

 ▼74年春 「ハワイさくら祭」にディック・ミネさん、由紀さおりらと出演。フジテレビの公開ステージで歌う

 ▼76年9月5日~11日 ハワイシェラトンホテルで3日間公演

 ▼87年12月31日~88年1月8日 入院生活を終え、オアフ島の別荘で療養。伝説の公演と呼ばれた東京ドームの不死鳥コンサートの構想を練る

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