永野芽郁、北村匠海とダブル主演…映画「君は月夜に光り輝く」

スポーツ報知
映画「君は月夜に光り輝く」にダブル主演する永野芽郁と北村匠海

 女優の永野芽郁(19)と、4人組グループ「DISH//」のメンバーで俳優の北村匠海(20)が映画「君は月夜に光り輝く」(来年3月15日公開、月川翔監督・脚本)にダブル主演することが14日、分かった。永野は、9月まで放送されたヒロインのNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の後、初の主演作になる。

 第23回電撃小説大賞(16年)に輝いた佐野徹夜氏のデビュー作が原作。死期が近付くにつれて肌が光るという不治の病「発光病」。この病気を患い、隔離病棟で入院生活を余儀なくされた少女・まみず(永野)。「遊園地で遊ぶ」「カラオケに行く」といった自分のかなえられない願いを、同級生の卓也(北村)に託し、卓也が“代行体験”していく。まみずの死が迫る中、思いを寄せ合う2人を描いた青春ラブストーリー。

 永野は「お話をいただいた時から絶対にやりたいと思う役だった。時間を重ねていく度に、魅力的なはかなさを持つ女の子を演じられるのがうれしい」。朝ドラでは10か月間に及ぶ長期の撮影を経験。左耳の聴力を失ったヒロイン鈴愛の10代から40代までを演じきり、母親役にも挑んだ。「ちょっとハードなスケジュールやセリフの量でも『あの時のことを考えれば大丈夫!』と思えるので、経験できたことはありがたかった。大抵のことは乗り越えられます(笑い)」と話した。

 現在撮影中で11月中旬にクランクアップ予定。「何だか朝ドラのテンポ感に慣れてしまい、映画の現場に緊張しています。久々に違う女の子を生きる不安もありますが、新鮮な気持ちで向き合って頑張りたい」。心身共に成長した姿を、スクリーンに投影するつもりだ。

 北村は、17年の報知映画賞新人賞を受賞した映画「君の膵臓をたべたい」(17年)以来の月川監督とのタッグになる。「温もりがあり、緊張感もある現場で芝居をすることが楽しみでワクワクしています」。事故で姉を失い、内気だった卓也も、まみずの願いをかなえる中で明るさを取り戻していく。「すごく純度の高い、人として大事なテーマの『命』を扱う映画。この作品に真正面から向き合って、変わらない映画への愛を注いでいきます」と意気込んだ。

 ◆永野芽郁 ブレイクの軌跡

 ▽ヒロイン抜てき 15年10月公開の映画「俺物語!」のオーディションを勝ち抜き注目を集める。10月30日、PRのため来社

 ▽カルピスウォーター 16年4月、長澤まさみらも務めたCMキャラクターに13代目として就任。4月4日に会見に出席

 ▽連ドラ初主演 16年7月期、テレビ東京系「こえ恋」で。6月28日、ショートカットで制作発表に出席

 ▽UQモバイル 16年10月、深田恭子、多部未華子と美人3姉妹を演じるCMが話題に。10月24日、CM発表会に参加

 ▽映画初主演 17年3月公開の「ひるなかの流星」で。16年10月、小学3年時にスカウトされた吉祥寺で撮影

 ▽朝ドラヒロイン 18年4月スタートの「半分、青い。」で。朝ドラオーディション初参加で2366人の頂点に。17年6月20日、発表会見で笑顔

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