吉本興業が「少女歌劇団」を創設…11~17歳の少女を募集

スポーツ報知
「少女歌劇団プロジェクト」の発表会見に出席した(左から)尼神インターの誠子、渚、広井王子氏、ゆりやんレトリィバァ

 吉本興業は14日、大阪市内に来年、「少女歌劇団」を創設すると発表した。「天外魔境」「サクラ大戦」などで知られるマルチクリエイター・広井王子氏(64)が総合演出を担当。今年11~12月に満11~17歳の少女を対象に募集をかけ、第1期生として約30人を集め、来夏のデビューを目指す。

 少女歌劇は戦前から全国に約30劇団があったとされるが、宝塚、OSK以外は衰退した。「昔あったものを復活させ、地域活性を図りたい」と吉本興業が発起し、大阪市内に200~500席の常設劇場を設け、インバウンド(訪日外国人)対策としても取り組む。

 キャッチコピーは宝塚歌劇の「清く正しく美しく」にならい「清く。明るく。麗しく。」。メンバーは殺陣、茶道、着付けなど日本文化を学んで舞台に立つ。「少女」の看板通り、20歳の誕生日で退団するルール。「どんなに素晴らしい子でも、限られた時間の中でファンに応援していただく」と広井氏は強調した。

 宝塚歌劇のように男役を置き、レビュー公演から始め、将来的にミュージカル上演を目指す。学業を優先させるため「月・雪・花」の3組を作り、連日の公演に対応。劇団の名称は、大阪市内に設ける専用劇場の土地の名を付け「○○少女歌劇団」となる見込みだ。

芸能

×