安倍首相の物まねで人気の福本ヒデ、個展が盛況「我々のストレスを発散するものを見せたい」

スポーツ報知
「個展」で展示された「自民党龍虎図」を指す福本ヒデ(カメラ・甲斐毅彦)

 安倍晋三首相の物まねを得意とするザ・ニュースペーパーの福本ヒデの個展「楽しい風刺画」が東京・中央区「銀座かわうそ画廊」で13日から始まり、連日盛況だ。フェルメールの「牛乳を注ぐ女」ならぬ、森友加計疑惑で渦中に立たされた女性によく似た人物が描かれた「火に油を注ぐ女」、ミレーの「種をまく人」ならぬ「ネタをまく首相」、その他「自民龍虎図」「永田町政治屋敷」など約80点を展示・販売している。

 絵画を筆頭趣味とする福本は、文化放送の「The News Masters TOKYO」で「あの人に見せたい絵」というコーナーを持つなど絵画芸人としても活躍中。個展では、その唯一無二の才能を表現した作品が所狭しと並んでいる。

 福本は風刺画展の開催趣旨をこう話す。「風刺画は、異なる立場のどちらかに寄ってしまいがちですが、右から見ても左から見ても楽しく見られるものが描けないかな、という思いで始めました。フランスでは数年前に風刺画が大きな社会問題を巻き起こしたこともありました。ただ(描いた対象を)攻撃するだけの辛辣(しんらつ)なものは作りたくないですが、政治に対する我々のストレスを発散するものを見せたいというのはザ・ニュースペーパーのコントと共通するんです」

 「銀座かわうそ画廊」は東京都中央区京橋3丁目6―21 十合ビル3階。展示は18日までの12時30分から19時まで(最終日は16時に閉場)。入場は無料。

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