倉科カナ「自分の中にある愛をもう一度見つめ直して」5年ぶり主演映画「あいあい傘」

スポーツ報知
舞台あいさつした倉科カナ

 女優の倉科カナ(30)、落語家の立川談春(52)が15日、東京・有楽町のよみうりホールで行われた映画「あいあい傘」(26日公開、宅間孝行監督)の報知映画賞・特選試写会で舞台あいさつした。生き別れてしまった父と娘の5日間の物語。倉科は「たくさん愛の詰まった、とても人間味のある、人間臭い映画。自分の中にある愛をもう一度見つめ直す機会になってもらえれば」と願った。

 倉科は、25年前に姿を消した父・六郎(立川)に会いに行こうと小さな田舎町を訪れるさつきを演じた。自身、主人公に近い境遇を経験してきたという。「熱い思いで撮影した。自分の中の痛みを力に変えて演じられる役かなと。ご縁、運命なんじゃないかと。私自身も救われた」と、しみじみかみ締めた。

 映画主演は5年ぶり。さつきという役と巡り合えたことに、倉科の思いは尽きない。「人は、これは大切にしようとか、大切にしたい人だったり、いたはずなのに、いつか忙しい日々だったりで忘れていったりする。それでも時間は前に進む。この映画を見た後に、立ち止まっていただいて、心に一度、問いかけていただきたい」と熱く語りかけた。

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