三遊亭円楽、元弟子・伊集院光にがん発覚の心境語る「俺にも来たか…だよね」

スポーツ報知
三遊亭円楽

 肺がんの手術から復帰した落語家・三遊亭円楽(68)が16日、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜・前8時半)に生出演した。円楽は9月28日に初期の肺がんであることを公表し、今月5日に手術、11日に退院。12日に横浜にぎわい座での独演会で高座復帰したが、初のメディア出演となった。

 パーソナリティーのタレント・伊集院光(50)はかつて「楽大」を名乗り、楽太郎時代の円楽の弟子を務めていた。

 円楽は冒頭で「(肺がんを公表してから)ウチと病院に来ました。ネタになるなと思うと食いついてきて、おいしいところだけ食べていくやつです」と毒づきながらも弟子との会話を楽しんだ。円楽によると、他のメディアからも闘病記を語ってくれとの依頼が殺到したが、元弟子の伊集院の番組を選んだという。

 毎年行っている検査で初期の肺がんであることが発覚、手術した円楽は「(手術は順番で)3番目で午後4時の予定だったけれど、2時間遅れて、6時からで終わったのは10時過ぎで。麻酔から入るからね」と詳細に説明。翌日からリハビリを開始したという。「その晩だけ集中治療室で、明くる日からレントゲン撮って『歩きましょう』と…。どんな病気でも歩ける限り歩かないと、最高のリハビリは日常生活をすることであると、日常生活は忙しすぎるから、もどしてみたらもうクタクタなんだよ」と笑いを交えて話した。

 初期がんであることを告げられた時のことを問われると「ショックはショックだよ。気持ち聞かれるけど、『ガン!』しかないよ。俺にも来たか…だよね」と話した。

 「今もブレスがとぎれとぎれだけど、戻ってくるのか。そのブレスのまま行くのか。無駄に流されるのではなくて、受け入れてやっていくだけ」と話した。

 もし、声が出なくなったらとの問いかけには「出なくなったらば、物書きになるわな」と話した円楽は「自分でそれほど、がんということを考えていないからね。生かしてくれよ、まだ時間くれよ、と…。まだやるべきことがあって、時間を残してくれたと思っている」と話していた。

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