来春退団の宝塚花組トップ娘役・仙名彩世「卒業時期は就任時から意識」

スポーツ報知
退団会見で、笑顔で手を振る花組トップ娘役・仙名彩世

 来年4月28日付で退団することが発表された宝塚歌劇花組トップ娘役の仙名彩世(せんな・あやせ)が16日、兵庫県宝塚市の同劇団で退団会見に臨んだ。昨年2月、トップスター・明日海りおの3代目パートナーに。「卒業時期は就任時から意識していました。ずっと、じわじわ心が動いていました」と説明した。

 明日海には今年の新春公演「ポーの一族」の公演時に報告。「『ゆきちゃん(仙名の愛称)が決めた事なら』と大きなお心で受け止めていただいた。感謝しています」。新人公演ヒロインの経験がなく、入団9年目でトップ娘役になった苦労人。「ヒロイン役は少なかったかも知れませんが、負い目に感じないようにしようと思っていました」と11年の歩みを振り返った。

 卒業公演は「CASANOVA」(兵庫・宝塚大劇場で来年2月8日~3月11日、東京宝塚劇場で3月29日~4月28日)で、11月30日~12月9日には千葉・舞浜アンフィシアターでショーステージ「Delight Holiday」が控える。明日海は「集大成として一緒に、いい舞台を作っていきましょう」と励ましたという。

 また、94期の同期で月組トップスター・珠城りょうには直接会う時間がなく、電話で報告した。「そうなんだ…。今まで頑張ったね。お疲れさま」と声をかけられた。「昨年のタカラヅカスペシャルで一緒に踊らせていただいたことが、すごくうれしかった。このタイミングは奇跡。珠城がいるから、私も頑張ろうと思いました」と笑顔を浮かべた。

 下級生の娘役には「最後まで学ばせていただきます」と言われ「うれしいし、頼もしい。できる限りのことを伝えたい。どれだけ宝塚が素晴らしく、娘役でいることがどれだけ幸せなのか、忘れないでほしい」と話した。退団後については「何も考えていません」と話し、結婚についても否定した。

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