山田雅人が「星野仙一物語」を語る…“闘将”との男の約束を大阪と東京で

2018年10月17日12時0分  スポーツ報知
  • 昨年1月、星野仙一さん(左)に「かたり」を初披露した山田雅人(写真は本人提供)
  • 山田雅人

 数多くのスポーツ選手の物語をマイク1本で語ってきたタレントの山田雅人(57)が、今年1月4日に亡くなった星野仙一氏(享年70)の苦難と栄光の生涯を綴った「かたり」を完成させ、10月31日に大阪・ホテル阪神大阪「ザ・ボールルーム」、12月19日に東京・内幸町ホールで初披露することになった。

 星野氏とは山田が日本テレビ系スポーツニュースのキャスターを務めていた20年以上前からの付き合いで、誕生日が同じ(1月22日)こともあって、公私ともにかわいがってもらっていた。昨年1月に野球殿堂入りが決まった際、パーティーに呼ばれて長嶋茂雄氏の「かたり」を披露したところ「後で部屋に来い」と言われたことがきっかけとなった。

 「その場ですごく怒られたんです」と山田。ここ数年、スポーツ選手などの人生や名場面を自分の足で取材し、マイク1本で臨場感たっぷりに再現する話芸「かたりの世界」を中心に活動しているが、星野氏にとっては初めて見るものだったため「何で今まで俺のところに見せに来ないんだ!」というのがその理由だった。

 「自分にとって自信のある芸なのなら、なぜ自慢しに来ないんだ。自慢された時、人は2通りに分かれる。煙たがれるか、それとも“すごいじゃないか”とたたえられるかだ」星野氏の思いはもちろん後者だった。そして「長嶋さんや山本浩二や中畑清のかたりがあって、なぜ俺のがないんだ。今から作れ!」と言って、その場で自身の半生を話し始めた。

 その際に「作ったら東京、大阪と(披露する時に)俺がゲストで出てやる。(紙面で告知してもらうために)一緒に新聞社を回ってやったっていい」とまで言ってくれたという。

 「星野仙一物語」の完成を報告できぬまま旅立ってしまったため、本人の前で披露することはできなかった。ただ、だからこそ今回の「かたり」は追悼にしない。「星野さんとの約束ですから『ゲスト・星野仙一』のつもりです。隣に星野さんがいるつもりで、母親のお腹の中にいる時から、明大時代、巨人キラーとしてのONとの対決、中日、阪神、楽天と3球団を優勝させた監督時代、と皆さんに伝えていきたいと思います」

 中でも最も伝えたいのは、“闘将”と呼ばれた男の「人を育てる」ことへの思いとその手腕。「本当の指導者とは、どういうものなのか。そんなメッセージを送れたらいいと思っています」野球人・星野仙一を知っている人はもちろん、全く知らない女性や子供たちにも、多くの選手を育て、多くの人々に慕われた星野氏の生き様に触れる絶好の機会となりそうだ。

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