史上初!京都・南座お練り 27日に幸四郎&染五郎ら総勢70人が盛大に 

2018年10月17日5時0分  スポーツ報知
  • 南座新開場祇園お練りコース
  • 13年の歌舞伎座開場のお練りでは3万2000人が詰めかけた
  • 松本幸四郎(右)、市川染五郎親子ら70人が練り歩く

 日本最古の劇場として知られる京都・南座の11月新開場を控え、松竹が今月27日に四条通りで盛大な「お練り」を開催することが16日、分かった。鴨川が流れる四条河原で“出雲の阿国”が踊ったのが歌舞伎の始まり。その発祥地で、約400年続く歌舞伎史でも初となる試みとなる。

 純和製パレードの「世紀のお練り」。この歴史的な一大イベントが行われるのは、27日午後2時半から約1時間。南座前を出発し、八坂神社西楼門前までの約400メートルを練り歩く。開催中は全車両交通規制を敷き、封鎖される。四条通りの封鎖は有名な祇園祭を除いて例がなく、実現に向けて祇園商店街振興組合などと時間をかけて計画を進めてきた。

 お練りに登場するのは女形の中村時蔵(63)=写真=を始め、11月公演「吉例顔見世興行」の主役で高麗屋3代の襲名披露を行う松本幸四郎(45)、市川染五郎(13)ら。最年少は中村勘九郎(36)の次男・中村長三郎(5)になる予定。

 紅葉の季節の土曜日で、海外からも含め多くの旅行客であふれ返る時期。2013年3月には、歌舞伎座(東京・銀座)の新開場で史上初の“銀座お練り”が開催。雨模様にもかかわらず「夢の大共演」を一目見ようと、3万2000人が詰めかける大きな盛り上がりを見せた。今回の京都では、銀座をしのぐ総勢70人の歌舞伎俳優が晴れやかに練り歩く予定。観衆の動員も、歌舞伎座を上回る可能性がある。

 2年9か月に及ぶ耐震補強工事を経て新たに生まれ変わる京都のシンボル、南座。当日は京都府知事・西脇隆俊氏、京都市長・門川大作氏も出発式に参列する予定だ。

 ◆お練り 主に伝統芸能の襲名披露興行など大勢の観衆を集め広くアピールし、より盛り上げるのを目的とした行事。東京では浅草寺などで行われるものが有名。大阪・道頓堀では役者らを乗せた船乗り込みもあるが、これもお練りの一種とされる。

 ◆南座 京都・四条大橋東詰に建つ日本最古の劇場。幕府の許可を得た「7つの櫓(やぐら)」の一つとして歴史に出てくるのが元和年間(1615~1624年)。歌舞伎の発祥(1603年)直後より歌舞伎を上演し続ける唯一の劇場。松竹経営は1906年から。96年登録有形文化財。鉄筋コンクリート4階建て。3階席まであり全客席数1082。ちなみに東京・歌舞伎座開場は1889年(明治22年)。

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