中村吉右衛門「人間らしさを考えて演じたい」国立劇場12月公演

スポーツ報知
国立劇場12月公演「増補双級巴―石川五右衛門」に出演する中村吉右衛門

 歌舞伎俳優・中村吉右衛門(74)が16日、都内で東京・国立劇場12月公演「通し狂言 増補双級巴―石川五右衛門」(3~26日)の取材会を行った。

 11月は歌舞伎座「楼門五三桐」に出演。2か月連続で五右衛門を演じる。12月は家族への情愛など人物像が多面的に描かれ、宙乗りも披露。誰もが知る大盗賊役。この日55億円の被害とされる“地面師の事件”ニュースをテレビで見た様子で「ノーベル賞を取る者も人なら、事件を起こす者も人。人間らしさを考えて演じたい」と話した。

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