「電車男」リメイクでハリウッド版ドラマに「久しぶりになんかキターーーーー」  

スポーツ報知
ドラマ版で制作発表に出席する伊藤淳史、伊東美咲(05年)

 オタク男性が、電車で知り合った女性に一目ぼれし、インターネットで恋愛相談する実話をもとに、2005年7月期にフジテレビ系で放送されたドラマ「電車男」がハリウッド版ドラマとしてリメイクされることが17日、発表された。日本の地上波で放送されたドラマが、ハリウッドでリメイクされるのは初となる。

 フジテレビによると、ドラマタイトルは「Train Man」になる見込み。放送時期や放送局は未定だが、全米で放送される方向で進んでいるという。制作スタッフにはエミー賞受賞者や、アカデミー賞作品を手掛けたプロデューサーらが名を連ねている。

 16年から毎年、米ロサンゼルスで開催されているマッチングイベント「J―CREATION:A FIRST LOOK SHOWCASE」で今回のドラマ化が決まった。

 同作はインターネット掲示板が舞台の実話。オタク男性が「電車男」を名乗って掲示板に投稿し、ネット住民のアドバイスを受けながら恋を実らせる。04年に書籍化され発行100万部を突破、05年の映画も動員200万人を超えるなどヒット。同年のドラマも最終回25・5%、全11話の平均視聴率が21・2%を記録するなどヒット作になった。(数字はすべてビデオリサーチ社、関東地区)

 電車男当人は「久しぶりになんかキターーーーー 僕も楽しみにしています」と大喜び。掲示板をまとめたサイトの管理人も「電車男を応援していたネット住人は当時『いったい誰が、アレがあんな怪物にまで成長すると予想できただろうか』と語った。ましてや14年の時を経てハリウッドに進出するなど、微塵(みじん)も想像しなかったに違いない」と驚いている。

 ◆電車男 2004年3月14日、インターネット掲示板「2ちゃんねる」にアニメオタクの男性が相談を書き込んだのが始まり。約2か月後に恋愛は成就。その後、男性は掲示板から姿を消した。「キターーーー」「漏れ(俺)」など2ちゃんねる用語が一般に広がるきっかけにもなった。ドラマは主演が伊東美咲、電車男役は伊藤淳史が演じた。E.L.Oのオープニング曲「トワイライト」も話題になった。

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