橋本愛 10年前に抱いた将来像は… 「頭の良い大学に行って給料の高い就職をするんだろうな」

スポーツ報知
舞台あいさつに出席した(左から)成田凌、橋本愛、渡辺大知

 映画「ここは退屈迎えに来て」(公開中、廣木隆一監督)の舞台あいさつが20日、東京・新宿バルト9で行われ、橋本愛(22)、成田凌(24)ら出演者が出席した。

 富山で暮らす「私」(橋本)と「あたし」(門脇麦)が、それぞれにとって忘れられない存在である「椎名くん」(成田)に思いを馳せながら、10年前の青春に向き合う物語。山内マリコ氏が2012年に発表した処女小説を映画化した。

 橋本は「過ぎ去った時間を呼び起こしながら、前進する力をくれる映画です」と語りながら、演じた役柄と同じように地方都市の熊本出身であることに触れ「私も熊本を出る想像は一度もしたことなったです。でも、勉強は出来る方だったので頭の良い大学に行って給料の高い就職をするんだろうなと思っていました」と率直な言葉で過去を振り返りつつ「テレビも映画も見ていなくて、ジブリとコナンだけでした。だから今、ここにいるのは不思議です」としみじみ。10年後については「32歳は今より楽しいといいなと思ってます。今より楽しくするのが原動力なので」と語った。

 10年前は中学2年のサッカー少年だったという成田は「サッカーは得意だったんですけど、ヘディングも体をぶつけるのも痛いので嫌いでした。県大会の決勝だけテレビ中継があったんですけど、外されて心が折れて…」とホロ苦い過去を回想した。

 舞台出演のため欠席した門脇麦(26)は「現実と理想の溝が埋まらない青春の一面を、優しい眼差しで見つめてくれるような映画です」とのコメントを寄せた。

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