光速ウクレレ少年・近藤利樹が「師匠」ジェイク・シマブクロの日本ツアーに登場

スポーツ報知
ジェイク・シマブクロのオープニングアクトを務めた天才ウクレレ少年・近藤利樹

 「ナニワの光速ウクレレ少年」として世界的な注目を集める現役小学生のウクレレ奏者・近藤利樹(11)が19日、大阪市内の梅田CLUB QUATTROで行われたウクレレ界のレジェンド、ジェイク・シマブクロの日本ツアー大阪公演にオープニングアクトとして出演。超絶テクを駆使したウクレレ演奏で超満員の会場を沸かせた。

 演奏が始まると、11歳の小さな体が大きく映った。軽快かつ、全身全霊をこめたプレーにフロアは熱を帯びていく。高速ピッキングで奏でる歌心あふれる旋律に、オーディエンスの笑顔が自然と広がっていった。

 「去年は客席で見ていたのに、今年はジェイクさんと一緒のステージで演奏できて、めちゃくちゃうれしいです。夢みたいです」

 近藤の2枚目シングル「ソーラン節」をジェイクが楽曲プロデュースした縁もあり、今回の「師弟競演」が実現。ジェイク自身が「たった11歳で、素晴らしいプレーヤー」と紹介して送り出すと、近藤は満面の笑みでステージに登場した。披露したのは洋楽カバー「Uptown Funk」に「ソーラン節」「コーヒー・ルンバ」「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」の全4曲。集結したジェイクのファンからも驚嘆の声が挙がり、温かい拍手が送られた。

 近藤は7歳からウクレレを始めると、10歳でソニーミュージックレーベルと契約。ベネズエラの国民的歌手、ポジョ・ブリートとのコラボ動画が同国内で爆発的な人気を呼ぶなど、卓越した才能は世界的な話題になっている。今回のオープニングアクトの経験も自らの糧として、さらに進化を遂げていきそうだ。

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