10・30「西日本豪雨災害復興支援」チャリティーコンサートをトッパンホールで開催

スポーツ報知
10月30日に行われる「西日本豪雨災害復興支援」チャリティーコンサートには音楽家たちの熱い思いが込められている

 読売日本交響楽団(読響)コンサートマスターを務める長原幸太と、広島交響楽団(広響)コンサートマスターの佐久間聡一が中心となった「西日本豪雨災害復興支援」チャリティーコンサートが10月30日、東京・文京区内のトッパンホールで開催される。両コンサートマスターの呼びかけに賛同した読響のメンバーや、広島出身の鍵盤奏者、桑生美千佳が参加。ビバルディの「四季」などを演奏し、入場料収入や会場での募金は全額、被災地へ寄付される。

 長原は広島・呉の出身。地元は「平成30年7月豪雨」で大きな被害を受け、断水や停電などライフラインを断たれた。その様子を目にして「音楽家にできる復興支援は音楽しかない」との思いを強く抱いた。

 そして佐久間の携帯電話はあの日、災害・避難情報が鳴りやむことはなく、翌日に予定されていた広響の定期演奏会は延期となった。仲間の音楽家の中には、楽器を置いて土砂のかき出しに出かける人もいた。そんな佐久間に長原から「チャリティーコンサートをやろうと思う」との一報が寄せられ、趣旨に賛同した読響の仲間たちが集うことになった。

 当日は追悼と復興の祈りを込めて最高の音を響かせ、音楽を愛する人々の思いを、被災地に届けていく。午後6時半開場、午後7時開演。料金は一般3500円、学生2500円(全席自由・税込み)。

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