NMB48・山本彩、卒業コンサートに渡辺美優紀ら1期生集結「道しるべになれるよう頑張る」

スポーツ報知
ファン3万人の屋外コンサートに笑顔でパフォーマンスするNMB48・山本彩

 NMB48・山本彩(25)が27日、大阪・吹田市の万博記念公園東の広場で卒業コンサート「~SAYAKA SONIC~さやか、ささやか、さよなら、さやか~」を開催した。

 白い衣装で後方ステージに登場した山本は、前方のメインステージまで150メートル超の花道を歓声を浴びながら一人で歩いた。「ワロタピーポー」、デビュー曲「絶滅黒髪少女」などを歌った後の最初のMCでは「心配だった雨も見事に上がりました。本当に皆さんの応援のおかげです。始まるまでは責任感とかで緊張していたけど、始まったらやっぱり楽しい」と声をはずませた。

 グループにとっても初となる野外ライブに約3万人が詰めかけ「すごい景色」と感激しきり。中盤には、小学生の頃からギターを始めた山本にとって「『歌って踊る』とはまた違う、私のもう一つの原点」というバンド形式で、最初のソロ曲だった「ジャングルジム」「孤独ギター」などを聴かせた。

 また、1期生OBの百花(21、木下百花から改名)のソロ曲「プライオリティー」を、ホスト風の衣装を着て百花とともに熱唱。間奏では“恋人”の太田夢莉(ゆうり、18)とキス。百花も三田麻央(23)と熱烈なキスをすると、女性ファンから黄色い悲鳴が上がった。

 その後には渡辺美優紀(25)が登場し、自身の卒業曲「僕はいない」を披露。山本と抱き合い笑顔を見せた。「お疲れさまー。またこうしてさやかちゃんとステージに立つと思っていなかったので個人的にはうれしかった」というと、山本も「私も個人的にはうれしかった」と返した。2010年のグループ結成以来、キャプテンとしてチームを支えてきた山本の門出を祝うにふさわしい、豪華なイベントとなった。

 アンコールでは「歌を仕事にしたいと思っていたけど、挫折して一度夢を手放した。もう一度、歌うことを許してくれたのがNMB48でした」と感謝。「ファンの方には感謝しきれない。これからの人生をかけて恩返しをさせて下さい。今いるメンバーの道しるべとなれるよう頑張っていきたい。これからの山本彩、NMB48に期待して下さい」と前を向いた。

 1期生OB20人が集結してお祝い。「絶滅黒髪少女」のカップリング曲で1期生全員が参加した「三日月の背中」などを披露した後、山本の卒業シングル「僕だって泣いちゃうよ」、グループ初のオリジナル曲「青春のラップタイム」で全36曲のステージを締めくくった。

 11月3日には、卒業特別公演としてグループ最初のオリジナル公演「ここにだって天使はいる」を再演。同4日のNMB48劇場での卒業公演をもってグループでの活動を終了し、シンガー・ソングライターとして活動を続ける。

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