さや姉の卒業コンサートにみるきーら１期生集結　ＮＭＢ初野外３万人に感激

　ＮＭＢ４８の山本彩（２５）が２７日、大阪・万博記念公園東の広場で卒業コンサートを行った。グループにとっても初となる野外ライブに約３万人が来場。山本は「最後にこんなすてきな景色を見せていただいてありがとうございます」と感激の表情を見せた。

　２０１０年のグループ結成から不動のキャプテンとしてチームを引っ張ってきた山本の門出を祝うため、１期生のＯＧ２０人が集結した。ホスト風の衣装を着て、百花（在籍時は木下百花、２１）のソロ曲「プライオリティー」を２人で熱唱。“恋人”の太田夢莉（ゆうり、１８）とキスを交わすと、女性ファンから黄色い悲鳴が上がった。

　その後は、ダブルセンターとして初期の人気を二分した渡辺美優紀（２５）が登場し、山本と抱き合った。約２年ぶりの共演に「またこうして彩ちゃんとステージに立つと思っていなかったので個人的にはうれしかった」と笑顔。ＡＫＢ４８総監督の横山由依（２５）も、ＶＴＲで「大好き。卒業後もずっと応援しています」とメッセージを寄せた。

　山本はアンコールで涙を見せながら「ずっと歌を仕事にしたいと思っていたけど、挫折して夢を手放した。もう一度、歌うことを許してくれたのがＮＭＢ４８でした」と感謝。「今いるメンバーの道しるべとなれるよう頑張っていきたい。これからもっと精進して、自分に厳しく、皆さんを幸せにしたい」と前を向いた。

　約３時間のライブで自身の卒業シングル「僕だって泣いちゃうよ」など全３６曲を歌い切り、全メンバーと笑顔でハイタッチ。１１月３日の卒業特別公演、同４日の卒業公演（ともに大阪・ＮＭＢ４８劇場）をもってグループでの活動を終了し、卒業後はシンガー・ソングライターとして活動する。