「半分、青い。」のマスター・東根作寿英、名脇役が芸歴30周年で初主演舞台

スポーツ報知
芸歴30周年にして初主演舞台に挑む東根作寿英

 NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(永野芽郁主演)で「喫茶 おもかげ」のマスター・シロウ役を好演した俳優・東根作(とねさく)寿英(46)が、芸歴30周年にして初主演舞台「Boss&Police ~ガケデカ後藤誠一郎~」(来年1月9日開幕、東京・CBGKシブゲキ!)に臨む。

 これまでドラマ175本以上に出演しているが、主演作は動画サービス「GyaO」の「性病先生」(06年)のみ。活動の中心は「2時間サスペンス」で、殺し、殺され、疑い、疑われた回数は数知れず…。そんな名脇役が初の大役に挑む。

 きっかけは、事務所スタッフに「30周年パーティーをやりましょう」と提案されたことだった。「お世話になった監督、プロデューサーを招待して食事をしながら、僕がテーブルを回ってあいさつするというもの」と苦笑い。「うれしいけど、それだけは勘弁してくださいと。それならば、舞台をやらせてもらえませんか、とマネジャーにお願いしたらトントン拍子で決まり…。本当にやらせてくれるとは、思ってもいなかった」

 自ら企画も提出した。演じるのは平凡な巡査長・後藤。闇組織のボスを逮捕し、大手柄のはずが、組織としては秩序に関わる一大事。意図せず、「壮絶な逮捕劇を繰り広げた敏腕刑事」としての道を進むことになる―という物語だ。

 舞台出演は7度目。「レッドクリフ―愛―」(11年)以来7年ぶりが、まさかの初主演となった。「恐ろしいですね。でも、自分で選んでできるものじゃない。気負っても仕方がないですから」

 中学3年時に「アミューズ・10ムービーズオーディション」(88年)に合格し、芸能界入り。「今は全然ないのに、当時は目立つことが好きだった」と笑う。同じオーディションを受けた同期に福山雅治(49)がいる。「企画自体がなくなってしまったけど、デビュー作で兄弟役をやるプランもあった。いつか彼とガッツリとやることがあれば、面白いかな。まずは、この舞台を成功させなければいけませんね」と話した。

 ◆東根作 寿英(とねさく・としひで)1972年4月3日、神奈川県生まれ。46歳。88年にマクドナルドのCMでデビュー。89年NHK「ときめき宣言」でドラマ初出演。93年「東京BABYLON 1999」で映画初主演。96年映画「人間の翼 最後のキャッチボール」に主演。11月10日放送の中京テレビSPドラマ「マザーズ2018~僕には、3人の母がいる~」に出演する。趣味はゴルフ(ベストスコア75)。巨人ファン。血液型O。

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