山本彩「8年間、私をアイドルにしてくれてありがとう」NMB48卒業

スポーツ報知
卒業公演「目撃者」セレモニーで花の冠とブーケを贈られた山本彩(中央)

 NMB48のキャプテン・山本彩(25)が4日、大阪・なんばのNMB48劇場公演をもって同グループを卒業した。

 今後はシンガー・ソングライターとしての道を歩む“さや姉”は「皆さんへの恩返しは、成功すること。次、会う時は今まで以上の私になっていたい。私のことを忘れないで。8年間、私をアイドルにしてくれてありがとう」。時折すすり泣きながらファンに感謝した。

 2010年10月に誕生したNMBの1期生として活動を開始。翌11年1月に開場された本拠地に別れを告げた。開演前はアナウンスを担当し「ついにアイドル・山本彩が完結します」と宣言。セレモニーでは他の全メンバー70人が舞台に上がり、花束のほか、OGの名前を劇場に刻む金のネームプレートを手渡された。「(卒業の)実感が湧いてきた。この劇場に来なくなると思うと寂しい気持ち。NMBは体の一部のような存在だったので」としみじみ。「悔しい、悲しい涙も流してきたけど、その分強くなれた。それを『青春』って呼ぶのかな」と振り返った。

 全力で駆け抜けた8年間だけに、自己採点は「100点満点で1億点!」。昨夜は寝付けず、午前6時から2時間しか眠れなかったが、プレッシャーから解放され、今一番やりたいことは「我慢せずご飯を食べること。制限していたので」。卒業後は恋愛も解禁になるが「期待しないでください」と笑って話した。

 後継のキャプテンには5期生で埼玉出身の小嶋花梨(19)を指名。「真摯(しんし)に取り組んでいて尊敬している」とAKBグループ全体では無名の19歳に未来を託した。小嶋は「彩さんが最後に残してくれた試練、チャンスを勢いに変えたい」と誓った。

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