山村美智、主演舞台「蝶々夫人とスズキ」が幕開け

スポーツ報知
熱演する山村美智(右)と池田理代子さん

 元フジテレビアナウンサーで女優の山村美智(62)が4日、東京・六本木のASADOR EL CIELO(アサドール エルシエロ)で、「ベルサイユのばら」の劇作家でソプラノ歌手・池田理代子(70)とダブル主演した舞台「蝶々夫人とスズキ」の初日公演を行った。

 名作オペラ「蝶々夫人」を題材に、山村脚本のもと再構築した作品。池田が少女のように歌い上げ、山村が蝶々夫人と女中スズキ、ピンカートン、領事シャープレスを演じ分ける。

 山村は「お客様が感動して下さることに、私自身、感動しました。スズキが死に向かう蝶々夫人への最後のセリフに『人生、未来はまだまだこれからですよ』と言うところがあります。お客様は、そのセリフに、ご自分の人生を投影されているのかと」と説明。「2002年から二人芝居など自作で続け、オフブロードウェイでも演じ、その延長に今回の一人芝居があります。池田理代子さんのお力も借りての舞台を、未来に続けたいです」とコメントした。

 舞台上では、アナウンサー時代の経験が生きているという。「アナウンサーというキャリアも、一人芝居の中のナレーション部分で、しっかりと表現されています。人生、無駄なことは、何一つないんだな、と。未来は、まだまだこれから。オペラの良さを分かっていただけたらうれしいけれど、それ以上に、生きていく勇気を、皆様に分かってもらいたい。人生賭けての舞台になったかと思います」と語った。

 来年2月16、17日に一人芝居(東京・赤坂のドイツ文化会館 OAGホール)を上演する予定。

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