佐藤健、酒席で山田孝之直々に出演オファーを受け、「即決しました」

スポーツ報知
(左から)荒川良々、山田孝之、佐藤健、山下敦弘監督

 俳優の山田孝之(35)、佐藤健(29)が15日、都内で行われた映画「ハード・コア」(山下敦弘監督、23日公開)の完成披露上映会に出席した。

 1991~93年にグランドチャンピオンに連載(2000年に再発売)された漫画「ハード・コア―平成地獄ブラザーズ」(作・狩撫麻礼(かりぶ・まれい)/画・いましろたかし)が原作の青春物語。

 山田は、あまりに純粋で世知辛い世の中になじめず、都会の片隅で生活するアウトロー・権藤右近役を演じた。仕事といえば、群馬の山奥で怪しい活動家の埋蔵金探しを手伝うこと。同じ仕事をする牛山(荒川良々)が唯一、心を許せる友人。エリート商社マンの弟・権藤左近(佐藤)を入れた3人は、廃工場で古びたロボットを発見。ある出来事をきっかけに、人生が一変する事態に直面していく―。

 愛読書のコミックに主演することに、山田は「うれしかった。(監督との)けんかもなく、役作りもなく素のまま。思ったことを思ったようにやっていた。(右近とは)一心同体です」。共演の佐藤には「飲みの席で合うタイミングがあったので、そこでプッシュしようと思っていた」。酒席で自ら相手役のオファーをし、快諾を得た。

 「山田孝之ファン」を自称する佐藤は「孝之くんの弟役ということで、即決しました」と告白。「僕の主演した『バクマン。』『何者』に出てもらえて、ありがたかったので、今度は僕が支えるという(気持ちだった)。役者としての新しい扉を開いてくれた、大切な作品となった」と感慨深げだった。

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