舞台「少年たち」映画化…ジャニー社長初制作総指揮、来年3月公開

スポーツ報知
【上】「SixTONES」の(左から)森本慎太郎、田中樹、ジェシー、京本大我、松村北斗、高地優吾(下)【中】「Snow Man」の(左から)宮舘涼太、佐久間大介、深澤辰哉、岩本照、渡辺翔太、阿部亮平【下】関西ジャニーズJr.の(左から)室龍太、小島健、なにわ男子・西畑大吾、正門良規、向井康二

 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(87)が初めて製作総指揮を手掛ける「映画 少年たち」(本木克英監督)が、来年3月29日に公開されることが15日、発表された。ジャニーズJr.ユニット「SixTONES(ストーンズ)」「Snow Man」、関西ジャニーズJr.を中心に、東西Jr.総勢100人が出演する。

 ジャニーズ舞台の初の映画化が決まった。ジャニー氏は、これまでKinKi Kidsの堂本光一(39)の「Endless SHOCK」や「ジャニーズ・アイランド」シリーズなど数々の舞台プロデュースを手掛けてきた。映画「新宿少年探偵団」(98年)に企画協力したことはあったが、製作総指揮は初めてだ。

 舞台版は、事務所第1号アイドル「ジャニーズ」によって69年に初演。その後は事務所の“若手登竜門”として、10年からは東西それぞれでJr.が中心となって上演を続けてきた。初演から50年を機に映画化が実現。「超高速!参勤交代」(14年)などの本木監督がメガホンを執った。

 「舞台とは一線を画した映像化」を掲げ、今年2月と7月には、舞台版セットのモチーフとなった明治時代に建築された「五大監獄」の一つで重要文化財に指定されている旧奈良監獄でのロケも行い、リアリティーを追求。冒頭には1カットで撮影したJr.の8分間のダンスシーンを収録予定で、ジャニーズのエンターテインメントを詰め込んだ作品になっているという。

 東西Jr.が勢ぞろいする中で「Six―」の高地優吾(24)は「半世紀前からあるジャニーズの伝統ある舞台を映像でジャニーズの歴史に残せる、自分がその作品に携われたことが一番うれしい」とコメント。“デビュー組”から関ジャニ∞の横山裕(37)、A.B.C―Zの戸塚祥太(32)も出演する。

 ◆「映画 少年たち」 少年刑務所を舞台に、争うことでしか自分をしずめることができない少年たちが、仲間に出会って友情を育んでいく中で、冷酷な看守長が赴任してきたことをきっかけに事件が起こる。少年たちの若さゆえに生まれる抵抗、悩み、葛藤が描き出された物語。

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