ビートたけし「応援ありがとう」漫才の頃追っかけ&ラジオに投稿さくらももこさんに

スポーツ報知
「ありがとうの会」終了後に会場を訪れたビートたけし

 フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜・後6時)の原作者として知られ、8月15日に乳がんのため53歳で亡くなった漫画家のさくらももこさん(本名非公表)のお別れ会「さくらももこさん ありがとうの会」が16日、東京・港区の青山葬儀所で行われ、関係者ら約1000人が出席した。会ではサザンオールスターズの桑田佳祐(62)がアニメのエンディング曲「100万年の幸せ!」を異例の生歌で“献歌”し、さくらさんに最後の別れを告げた。会場にはタレントのビートたけし(71)も駆け付けるなど、生前の幅広い交遊をうかがわせた。

 ブレイク前から応援をしてくれたさくらさんとの最後のお別れを、どうしてもしたかった。たけしは午後1時に会が終了してから約10分後に会場に到着した。

 さくらさんは、たけしが浅草フランス座で漫才をしていた頃から“追っかけ”をしていたほどのファン。劇場までサインをもらいに行ったこともあるといい、漫画やアニメでは、まる子のクラスメート・野口さんが、たけしにサインをお願いしに行くシーンも登場する。

 たけしがニッポン放送の深夜番組「ビートたけしのオールナイトニッポン」を担当していたころには、“ハガキ職人”として投稿していたことも。それがきっかけで、さくらさん自身も1991年から1年間、「オールナイト―」のMCを経験。人気漫画家になってからも、たけしが出演するスタジオに遊びに来ることがあったという。

 2014年には、たけしがアイデアを、さくらさんがイラストを担当した全28体のキャラクターが登場するカルビーのCMでタッグを組んだ。たけしは思い出を語ることはなかったが、人影がまばらになり始めた祭壇の前で、静かにさくらさんとの思い出を振り返っている様子だった。

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