岸部一徳が新人・木竜麻生にエール「映画女優として大成して」

スポーツ報知

 俳優の岸部一徳(71)が17日、東京・シネスイッチ銀座で主演映画「鈴木家の嘘」(野尻克己監督)公開記念舞台あいさつを行った。

 野尻監督が実体験を元に手がけたオリジナル脚本。鈴木家の長男がある日突然この世を去り、ショックのあまり記憶を失った母のため、父と長女が一世一代のウソをつく。登壇した岸部は場内を見渡し、開口一番「超満員ではないですけど、まあまあの入り…」とウソをつかずに本音を漏らして笑わせた。

 東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門の作品賞ほか、ヒロインの木竜麻生(24)が宝石の原石(ジェムストーン)のような輝きを放った新人に贈られる東京ジェムストーン賞を受賞。この日は木竜に向け、母親役の原日出子(59)からの手紙が読み上げられた。「この賞ほど今のあなたにふさわしい賞はない。どんな輝きを放つ女優になるのか楽しみ。形ではなく心で芝居のできるステキな人でした。これからも見守ってますし、幸せを心から祈っています」と、司会者が読み上げると、木竜はもちろん、原も感極まって涙した。

 横で見守った岸部も「芸能界は派手に見えてしんどい場所。映画女優として大成して欲しい」とエールを送っていた。

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