安藤サクラ、TAMA映画賞最優秀女優賞を受賞 夫・柄本佑主演作も受賞
スポーツ報知
第10回TAMA映画賞授賞式が17日、都内で行われ、最優秀女優賞を受賞した安藤サクラ(32)からビデオメッセージが届いた。
スケジュールの都合で欠席した安藤は「第10回目の節目で受賞させていただき、うれしいです」と笑顔。今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した主演作「万引き家族」を振り返り、「産後間もない頃に撮影していて、是枝組だったから成り立ったと思ったし、あの撮影があったからこそ今、お仕事と子育てを両立できていると思います」としみじみ。今年9月に亡くなった樹木希林さん(享年75)ら共演者の名前を呼び、「素敵なキャストのみなさんと出会えたことが私にとって宝物です」と感謝した。
また、夫で俳優・柄本佑(31)主演作「きみの鳥はうたえる」の三宅唱監督が最優秀新進監督賞したことを受け、「特別な思いの『きみの鳥はうたえる』と、数少ない友人の1人の松坂桃李くん(最優秀男優賞を受賞)と一緒に受賞できてうれしく思います」と声を弾ませた。
最優秀女優賞には松岡茉優(23)も選ばれた。安藤とは「万引き家族」で“姉妹”役で共演しているが、「最優秀女優賞が1人だったら私はここにいない。完全な2位だと思います」と“姉”の演技をたたえた。
同作の試写を見たリリー・フランキーが終盤の安藤のシーンについて「あのラストシーンだけでサクラさんは8個賞をとれる」と評価していたことを明かし、「私はあのシーンを見て、悔しいと思いました。佐倉さんにいつか追いつきたい、追い越したいと思っています」と更なる飛躍を誓った。
今年5月にはカンヌのレッドカーペットを樹木さんらと歩き、「希林さんが『雨のカンヌが見られてよかったわ』っておっしゃられていた。そんな一言でも希林さんの広さと深さを感じました」と振り返った。