「チャラン・ポ・ランタン」もも、「麻雀放浪記２０２０」で斎藤工の相手役

　俳優・斎藤工（３７）の主演映画「麻雀放浪記２０２０」（来年４月５日公開、白石和彌監督）で姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」のボーカル・もも（２５）がヒロインに大抜てきされたことが１９日、分かった。

　姉・小春（２９）と姉妹で音楽活動をしているもも。無国籍サウンドとポップな世界観で注目を集める一方で、天真らんまんな彼女を見た白石監督が「エネルギーに圧倒された」と、オファーに至った。初めて映画のヒロインを務めるももは、「あまりにも話が唐突で大きすぎて、とにかくビックリ」と驚いた。

　演じるのは、１９４５年から２０２０年にタイムスリップした麻雀師・坊や哲（斎藤）と出会い、面倒をみる地下アイドル・ドテ子。強運の娼婦（しょうふ）という原作の設定から近未来を生きる個性的なキャラクターに大幅アレンジされ、「ぶっ飛んだ設定とキャラクターに最初は少し驚きましたが、“ドテ子”に親近感や共感を覚えながら、次第に白石監督のリクエストに応えることにものすごくやりがいを感じられるようになった」と自信を見せた。

　ほかに竹中直人（６２）が芸能事務所の社長・クソ丸役を、ベッキー（３４）が原作で加賀まりこが演じた麻雀クラブのママ・ゆき役で出演する。

　◆もも　１９９３年４月９日、神奈川県生まれ。２５歳。姉・小春と２００９年７月に姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」を結成。１４年７月「忘れかけてた物語」でメジャーデビュー。１６年、ＴＢＳ系「毒島ゆり子のせきらら日記」でドラマ初単独出演した。