26年目のAAAは「俳優だけの武道館ライブ」、岸谷五朗、三浦春馬らの歌声に1万人熱狂

スポーツ報知
エイズ啓発活動ライブ「Act Against AIDS 2018」で歌う岸谷五朗

26年目を迎える数えるエイズ啓発活動ライブ「Act Against AIDS 2018(AAA)」が1日、東京・北の丸公園の日本武道館で行われ、岸谷五朗(54)、寺脇康文(56)ら32人の俳優、女優陣が参加した。

 「俳優だけの武道館ライブ!」がテーマ。開演前に取材に応じた岸谷は「俳優だけでやるのは初の試み。随分前からたくらんでいました」とニヤリ。東京五輪・パラリンピックを控え、来年9月から日本武道館が大規模改修に入るため、来年のAAAの開催は未定という。「(19年分も含めて)2年分できれば、という気持ち」と意気込んだ。

 1万人が熱い視線を送る中、岸谷、寺脇、三浦春馬(28)ら7人が、今年の大ヒット曲「U.S.A.」を振り付けを交えて披露し、幕開け。「C’mon baby 武道館」とアドリブで歌詞を変え、大歓声を浴びた。AAA事務局は2020年7月をもって活動をひと区切りするが、岸谷は活動の継続を宣言。「『Act Against Anything』と、名前を変えて行っていきたい。AIDSは(1993年の)あの当時よりも恐ろしい病気ではなくなった。脳性まひや、難病(に苦しむ子供たち)を含めて支援していきたい」と語った。

 寺脇は「できることをできる範囲で、無理せずやろうと。形を変えてでも、僕らのできることを無理せずにやっていこうと」と賛同。2年連続でラオスを視察した三浦も「現地スタッフの育成も大事。『―Anything』とすることで、(現地の)病棟の未来が開けていく」と話した。

 約2時間半の豪華競演。三浦は「大きな玉ねぎの下で ~はるかなる想い」(サンプラザ中野)を、神木隆之介(25)は小関裕太(23)と共に「福笑い」(高橋優)をカバーした。ミュージカルコーナーでは柚希礼音(39)を始め、城田優(32)、大原櫻子(22)らが伸びやかな美声を響かせた。

 イベント収益金は全額チャリティーとし、特定非営利活動法人「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」を通じて、ラオスのラオ・フレンズ小児病院に寄付され、医療設備の充実や医療スタッフの育成に充てられる。

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