戸田恵梨香、来年度後期朝ドラヒロイン決定!女性陶芸家演じる

スポーツ報知
2019年度後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」のヒロインに決まった戸田恵梨香

 NHK大阪放送局は3日、2019年度後期の連続テレビ小説(来年9月30日スタート、月~土曜・前8時)が「スカーレット」に決まったと発表。女優・戸田恵梨香(30)がヒロインを務めることも決まり、同日に大阪市内で記者会見を行った。

 昭和30~40年代の高度経済成長期、焼き物の里である滋賀・信楽(しがらき)町を舞台に、作陶に打ち込む女性陶芸家が主人公。信楽の陶芸家・神山(こうやま)清子さんを取材し参考にしたが、設定など詳細はフィクションという。

 男性社会の中で厳しい環境に身をおきながら、強く明るく生きるヒロイン・川原喜美子を演じる戸田は「16歳から仕事をしていて、常に進化をしたいと思ってやってきた。1年同じ役を演じるのはどうなんだろうと思っていたんですが、それは止まることじゃなくて大きな進化なんだと思えた。なんてぜいたくな時間なんだろうと。ぜいたくな時間を楽しみながら、しっかりと生きていきたい」と話した。

 朝ドラ出演は、2000年後期「オードリー」以来。ヒロインの養母を演じた大竹しのぶ(61)の幼少時代を演じた。「ヒロインの幼少時代のオーディションを受けたんですが、残念ながら落ちてしまった。でも大竹しのぶさんの幼少時代をやらせていただけることになって、落ちたんだけどものすごくうれしかったことを覚えています」と振り返った。

 出演オファーを受けるきっかけとなったのは、8月に30歳の誕生日を迎えるにあたり断捨離をしたことだという。「ある人から『なんでそんなに迷ってるんだ? もっと前に進めるはずだよ』と言われて。私はちょっと考えすぎていた」と決意。「物だけじゃなくて、今までの考え方を含めてすべてを断捨離するということ。そうして自分の中に空間ができた時にこのお話をうかがって、すっと入ってきた」と振り返った。

 タイトルの「スカーレット」は炎の色とされる「緋色(ひいろ)」の意味。制作統括の内田ゆき氏は「陶芸には欠かせない窯の炎と、情熱的で愛情あふれるヒロインをイメージした」と説明した。戸田は15歳から50歳代までを演じる。来年4月からおもに滋賀・甲賀市などでクランクインし、約10か月間の長丁場に臨む。

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