葬儀・告別式の同時間帯に…黒澤満さん、新藤兼人賞特別賞を受賞 「鈴木家の嘘」野尻監督がしのぶ

2018年12月7日14時15分  スポーツ報知
  • 新藤兼人賞を受賞した(左から)豊島雅郎氏、市橋浩治氏、上田慎一郎氏、野尻克己監督、関根光才監督

 将来有望な新人監督に贈られる「新藤兼人賞2018」授賞式が7日、都内で行われ、11月30日に肺炎のため亡くなった映画プロデューサー・黒澤満さん(享年85)が、日本映画製作者協会特別賞を受賞した。金賞を受賞した「鈴木家の嘘」の野尻克己監督(43)は、黒澤さんについて「安らかにお眠り下さい」としのんだ。

 黒澤さんに贈られた同賞は今年度限りで設立され、長年にわたる映画界への功績と栄誉をたたえるもの。受賞は、生前の黒澤さんにも伝えられていたという。

 偶然にも授賞式が始まったこの日正午から、黒澤さんの葬儀・告別式が営まれていた。一緒に一度仕事をしたことがあるという野尻監督は、「まず、黒澤満さんのご冥福をお祈り致します」とあいさつ。「とてもかっこいい不良で、プロデューサー。僕が子どもの頃に見た作品を思い出してかっこいいと思っていました」と天国の黒澤さんに思いをはせた。

 野尻監督は「鈴木家の嘘」が長編デビュー作で金賞を受賞。「賞をもらったことがないので喜んでいいのか…緊張の方が勝っていますが、うれしいです」と静かに受賞を喜んだ。また、2012年に生涯現役を貫き100歳で亡くなった新藤兼人さんの経歴に触れ、「100歳まで撮れるか分かりませんが…僕は新藤さんの背中を追いつつ、抜かすという目標ができました」と力を込めた。

 このほかに、銀賞を受賞した「生きてるだけで、愛。」の関根光才監督(42)、プロデューサー賞を受賞した「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督(34)らが出席した。

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