ユーミン、ソロ歌手初の菊池寛賞に感激「ボブ・ディランっぽい」

2018年12月7日18時45分  スポーツ報知
  • 贈呈式に出席した松任谷由実

 シンガー・ソングライターの松任谷由実(64)が7日、都内で「第66回菊池寛賞」贈呈式に出席した。

 文学、映画・演劇、新聞、放送などの文化活動で創造的業績をあげた個人・団体に贈られる同賞。ユーミンは本加賀友禅作家で人間国宝の由水十久氏が手掛けた水色の着物に菊をあしらった半襟、真珠の帯留めという装いで登場し、受賞の喜びを語った。

 10月に受賞の知らせを聞いた際は「不思議な、軽い気持ちで、ちょっとかっこいい感じで、(ノーベル文学賞を受賞した)ボブ・ディランっぽいかもしれないなんて思った」とニッコリ。その後、大々的な報道や音楽関係者の喜ぶ様子を見て、「これはかなり意義があることなのかもしれないと思うようになりました」と笑顔を見せた。

 多摩美大在学中の1972年に「荒井由実」名義でデビューし、他歌手への楽曲提供を含めて600曲以上を手掛けてJ―POP界に貢献し続けてきた功績が評価された。自身の歌作りについて「5分で味わえる短編小説を作るつもりで45年間、たくさんの歌を作ってきた。この度、それらのノベルの仲間に加えていただいて心から光栄に思っています」と笑顔を見せた。

 歌手の受賞は、1994年(第42回)の安田祥子(77)、由紀さおり(70)姉妹、2013年(第61回)のサザンオールスターズに続いて3組目。男女を通じてソロアーティストでは初受賞となる。

 今年でデビュー46年目を迎えたユーミンは、全国14都市32万人を動員予定の全国ツアーを開催中。9月からはデビュー曲「返事はいらない」など全424曲の配信をスタートさせるなど、精力的に活動している。

 あいさつの最後には、「歌は口ずさむ人が死に絶えてしまったら消滅します。そう遠くない未来に私が死んで私の名前が消えても、私の歌だけが『よみ人知らず』として残っていくことが、私の理想です」と力説。「菊池寛賞を励みにして、これからも細心の注意力、集中力を働かせて、大胆なパフォーマンスを続けていきたい」と決意を語った。

 また、今年は大みそかのNHK紅白歌合戦に7年ぶりの出場が決まったユーミン。主催者の日本文学振興会理事長の中部嘉人理事長から「ユーミンの歌声は紅白でお楽しみください」と話題を振られ、笑顔でうなずいていた。

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