“お年玉”は城からロケット!?…音羽屋恒例の1月国立劇場は「姫路城音菊礎石」 

スポーツ報知
「姫路城音菊礎石」に出演する(左から)菊之助、中村時蔵、尾上菊五郎、尾上松緑

 1月の「姫路城音菊礎石」は、忠臣の家老(尾上菊五郎)を主人公に展開する播磨国(現在の兵庫県)のお家騒動をミステリアスに描く。18世紀後半から19世紀初めに活躍した作者、並木五瓶の初期の傑作とされる。

 菊之助は、尾上松緑(43)演じる古佐壁主水の女房お辰(実は小女郎狐)の2役にふんする。「恩を感じた狐が忠義を果たす話。人より哀れみを知る生き物として恩義に報いようとする気持ち、夫婦の情愛をどう表現するか。情愛の深い狐の内面を大事にしたい」といい、「分かりやすく歌舞伎の魅力を伝える公演に。平成はピリオドですが次の元号へのスタートと捉え、舞台を成功させたい」。

 1月の国立劇場は音羽屋での幕開けが恒例。しかも、17年には片岡亀蔵がピコ太郎そっくりの姿を披露し後日、本人が観劇に訪れるなどタイムリーな何かを登場させる“お年玉”も話題。座頭の菊五郎は「パンダでも出しちゃうか、姫路城から“下町ロケット”を飛ばすか」とプランを着々と練る。

芸能

×