江波杏子さん追悼上映会開催…藤巻潤、無名時代に江波さんと約束「いつか吹き替えできる役者に…」

2018年12月9日18時52分  スポーツ報知
  • 江波杏子さん追悼上映会でトークショーを行った藤巻潤

 10月27日に肺気腫の急性増悪のため76歳で亡くなった女優・江波杏子(えなみ・きょうこ、本名・野平香純=のひら・かすみ)さんの追悼上映会が9日、東京・池袋の新文芸坐で行われ、「恋にいのちを」(61年)で共演した俳優・藤巻潤(82)がトークショーに出席した。

 大映ニューフェースの2期先輩の藤巻は「年寄りの僕が残って、江波さんの追悼上映に出てくるなんて…」と悲痛な思いを吐露。亡くなる5日前、NHK・FMのラジオドラマ「FMシアター 罵詈雑言忠臣蔵」の収録に加わり、生涯現役を貫いた江波さんを「俳優としてうらやましい」とたたえた。

 大映に入社して間もない頃。まだ通行人役程度しかできなかった藤巻と江波さんは、大映のスターで後に夫婦となる俳優・川口浩さんと野添ひとみさんの2人乗りのバイクシーンの“吹き替え”を担当。シルエットのみの登場で、「『いつか僕たちも吹き替えできる役者になろうね』と話し合った」と懐かしそうに振り返った。

 その後、江波さんが演じた、映画「女賭博師」シリーズで着物をはだけさせたまま「壺ふり」(サイコロを振る動作)をする「昇り竜のお銀」役は一大ブームに。大衆娯楽映画のヒロインとして人気を集めていたが、素顔は「甘えん坊」と藤巻。「顔立ちが端正でキツイ役が多いけど、甘えん坊さんでしたよ。お酒が好きなところがあって、『ザ・ガードマン』(TBS系、65年~71年)で熱海の撮影中に(酔った)江波さんをおんぶしたことがある。大丈夫かなと思っていたけど、次の日の朝には自分でメイクして出てくるからすごいですよね」と意外な一面を明かした。

 また、江波さんは藤巻のことを「巻さん」と慕っていたという。「江波さんは遠くから『巻さーん』って手を振るかわいらしさがあった。先輩女優さんからも好かれていたと思いますよ」と話した。

 江波さんの追悼上映は同所で14日まで行われる。

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