藤井七段最年少100勝を羽生竜王が祝福「棋士としての一里塚を通過。さらなる前進を」

スポーツ報知
今年1月、羽生竜王と握手する藤井四段(当時)

 将棋の史上最年少棋士・藤井聡太七段(16)が12日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第27期銀河戦(主催・囲碁将棋チャンネル)本戦トーナメントEブロック6回戦で阿部健治郎七段(29)に勝ち、公式戦通算100勝(18敗)を達成した。16歳4か月23日での達成は史上最年少、デビュー後2年2か月11日での達成は史上最速。1988年に羽生善治竜王(48)が記録した過去最高記録を30年ぶりに塗り替えた。

 以下、祝福の談話。

 ◆日本将棋連盟会長・佐藤康光九段「この度は通算100勝達成、誠におめでとうございます。まだまだ最初の通過点ですが、その中で数々の記録・実績・昇段を積み重ねられたことに改めて驚きを禁じ得ません。これからますますのご活躍を祈念いたします」

 ◆羽生善治竜王「16歳での100勝の達成は空前絶後の大記録だと思います。棋士としての一里塚を通過して更なる前進を期待したいと思います」

 ◆中原誠十六世名人「100勝の記録は当時はあまり話題にならなかったし、私も意識はしませんでした。藤井七段にとっては通過点と思いますし、これからの活躍を期待しています」

 ◆師匠・杉本昌隆七段「おめでとうございます。プロデビューからわずか2年での100勝達成は私にも大きな喜びです。周囲の期待通りに結果を出し続ける藤井七段の精神力には感心するばかりです。次の記録更新は何になるのか、師匠として今後も楽しみにしています」

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