羽生前竜王ら輩出「八王子将棋クラブ」42年間の歴史に幕 最終日は入場規制も

スポーツ報知
最終営業日に思い出を語る八王子将棋クラブの八木下征男席主

 将棋の羽生善治前竜王(48)ら多くの棋士を輩出した名門道場「八王子将棋クラブ」(東京都八王子市)が24日、最終営業日を終えて42年間の歴史に幕を閉じた。

 最後の日まで受付に立ち、子供たちの対局票に勝敗を付けた席主の八木下征男さん(75)は「寂しさはあります。子供たちと離れなくちゃいけませんから」と語りながら「子供たちが巣立っていく将棋道場は、私にとって何よりもやりがいのある仕事でした」と穏やかな笑顔で振り返った。

 別れを惜しむ来場者が殺到したため入場が規制され、営業を終了した午後4時40分の約2時間半前には受付を終了。OB棋士の村山慈明七段(34)、増田康宏六段(21)も来訪し、八木下さんに感謝を伝えていた。

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