牧瀬里穂「まんぷく」で47歳朝ドラデビュー

スポーツ報知
デビュー30周年で初の朝ドラに出演する牧瀬里穂(カメラ・関口 俊明)

 今年でデビュー30周年を迎える女優の牧瀬里穂(47)が、NHK連続テレビ小説「まんぷく」(月~土曜・前8時)で朝ドラデビューする。このほどスポーツ報知のインタビューに応じ、意気込みを語った。

 47歳で初の朝ドラは期待と不安が交錯した。

 「学生の時、遅刻する恐怖の中で見ていた国民的な朝の番組。途中から入るのは転校生みたいで緊張するけど、明るくさわやかに演じたい」

 7日放送の第80話から登場する。安藤サクラ演じるヒロイン・福子が働く喫茶店の店主(加藤雅也)の妻で、元タカラジェンヌの川上しのぶ役。コテコテの関西弁で、コミカルな夫婦を演じる。

 「ポッと笑ってくれる夫婦を演じたい。夫がボケ、私がツッコミの夫婦で、宮川大助・花子師匠をイメージしてます。加藤さんの頭を突っ込みでたたく時の加減を研究したりしてます」

 連ドラは09年同局「再生の町」以来10年ぶりとなる。「現場に入った時、芸能人多い!と思ったくらいです。焦りはあるけど、10年のブランクがあっても呼んでもらえる幸せをかみしめて、新人の気持ちで頑張ります」

 17歳でデビュー。JR東海「クリスマス・エクスプレス」のCMで、彼氏を迎えに駅を走る少女役で脚光を浴びた。「かわいくて自分じゃない感じ。毎年、クリスマス特集で30年前の映像が流れるとキュンとする。30年はあっという間でしたね」

 清純派女優として活躍を続けたが、08年にファッションプロデューサー・NIGO氏(48)と結婚後は仕事をセーブした。「夫は『無理なく自分のペースで仕事したら』と。居心地がいいし、疲れて帰ったら人がいるのは癒やしになる」

 昨年4月に事務所を移籍。新スタートを切った。

 「心機一転で新人の気分です。でも、年齢とともに体力が大事。『元気があれば何でもできる』。アントニオ猪木さんはいいこと言いますね。お芝居は今後もぜひやりたい。気味が悪いおばあちゃん役とか演じたいな」

 ◆牧瀬 里穂(まきせ・りほ)1971年12月17日、福岡市生まれ。47歳。89年「ミスビタミンCハイシーガールコンテスト」でグランプリに輝き、芸能界デビュー。90年映画「東京上空いらっしゃいませ」「つぐみ」に主演し、報知映画賞など新人賞を総なめ。91年歌手デビュー。2008年ファッションプロデューサー・NIGO氏と結婚。趣味は茶道、宝塚・歌舞伎鑑賞。157センチ。血液型B。

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