松岡茉優、映画「バースデー・ワンダーランド」で声優初主演

スポーツ報知
主人公・アカネ(左)を演じる松岡茉優(K,K/BWC提供)

 女優の松岡茉優(23)が、アニメ映画「バースデー・ワンダーランド」(4月26日公開、原恵一監督)で主人公の声優に抜てきされたことが7日、分かった。声優としては初主演となる。

 昨年、カンヌ映画祭パルムドールを受賞した「万引き家族」(是枝裕和監督)など、話題作の出演が続く松岡。今度は世界35以上の映画賞を受賞し、海外では新海誠監督(45)や細田守監督(51)と並び称される原恵一監督(59)の作品で大役を任された。

 過去に原監督が手掛けた初の実写映画「はじまりのみち」(13年公開)に出演したが、原監督のアニメ作品に起用されるのは初。原監督が「初めての本格的なエンターテインメント映画への挑戦」と位置づける肝いりの作品だけあって、松岡も「台本をめくりながら次はどこにいけるのだろう、とワクワクしました。原さんの思っている世界に少しでも近づきたいと思って演じた」と気合十分だ。

 同作は累計発行部数50万部超えのベストセラー「地下室からのふしぎな旅」が原作。自分に自信がない主人公・アカネの誕生日前日、謎の錬金術師・ヒポクラテスと弟子のピポが彼女の前に現れる。2人に「この世界の救世主になってほしい」と頼まれ、強引に「ワンダーランド」へ連れ出されるファンタジー物語。

 アカネと似ている点について、松岡は「いろんなものを最初、後ろ向きに考えてしまうところ」。オーディションでそこを見切った原監督は「自信のないアカネが少しずつ自分の意思で動き出す変化を見事に演じてくれた。“松岡アカネ”を早く見てもらいたい」と絶賛した。現実でもスクリーンでも23歳の実力派女優は成長し続ける。

 ◆松岡 茉優(まつおか・まゆ)1995年2月16日、東京都生まれ。23歳。2008年から3年間、テレビ東京系子供向け情報番組「おはスタ」の“おはガール”として活躍。13年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で注目を集め、数々のドラマ、映画に出演。今年は舞台「ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ」(3月10日開幕、東京・赤坂ACTシアター)、主演映画「蜜蜂と遠雷」(秋公開)を控える。

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