flumpool、406日ぶりステージ 発声障害から復帰の山村は「手の震えが止まらん」

スポーツ報知
地元・大阪市の天王寺公園の芝生広場「てんしば」でサプライズライブを行い、活動再開を発表したflumpool。406日ぶりのステージを行った(左から)阪井一生、山村隆太、小倉誠司、尼川元気

 2017年12月から活動休止していた4人組バンド「flumpool」が結成日の13日、地元・大阪市の天王寺公園の芝生広場「てんしば」でサプライズライブを行い、活動再開を発表した。

 悲鳴交じりの歓声と拍手の中、ギターの阪井一生(33)からの呼び込みで、ボーカルの山村隆太(33)が両手を振って登場。歌唱時機能性発声障害を乗り越え、406日ぶりにステージ立った。「みんなとの出会いの曲。1年の空白を経て、この曲が背中を押してくれると思った」(山村)。デビュー曲「花になれ」を力強く歌い上げた。

 「おかえり~」の声に、「ただいま、天王寺! 手の震えがまだ止まらん…。緊張するわ。メチャクチャ立派なステージ。ありがたいですね」。同地域はデビュー前に路上ライブを行ったゆかりのある場所で「僕たちの原点」。阪井が11日に「1月13日午後天王寺」、山村も12日に「明日昼すぎ大阪天王寺てんしば」とツイッターでつぶやき、ライブ開催を“予告”していた。

 冬空の下、予想を超える4000人が集まった。山村は「壮観ですね。大切な場所に皆さんが集まってくれて僕たちの宝物です。ありがとうございます」と話し、「two of us」の2曲を披露した。

 休止期間中は紆余(うよ)曲折があった。「(再開時期を)2回ぐらい後ろ倒しした」(尼川元気)。スタジオに入り、「花になれ」を1日20回、リハーサルしたこともあった。「いろいろな思いでやって来た。スタジオに来ても、声が出ない時もあった…。皆さんが待ってくれている―、というのが心のよりどころだった。今日は感謝の思いを伝えたかった」(山村)

 2月28日の東京・Zepp Tokyoからファンクラブツアー(全8公演)をスタート。前回中止となった広島・上野学園ホールから全国ホールツアー(5月4日から全22公演)を行う。

 懸命に涙をこらえ、山村は「ツアーで、音楽で返していきたい」と約束した。第2章が幕を開ける。

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