古賀稔彦氏が唯一投げられなかった天才は井上康生を救った名医だった

スポーツ報知
古賀稔彦

 バルセロナ五輪柔道金メダリストで、柔道家の古賀稔彦氏(51)が13日放送のTBS系「消えた天才」(日曜・後6時30分)に出演。古賀氏は、学生時代に投げることができず、唯一互角の戦いをしたという内山善康さんのエピソードを紹介した。

 得意の一本背負いで同世代では無敵の強さを誇った古賀氏が「高校時代の中で彼との試合が一番油断しちゃいけない。頭を使った戦い方をしてくる、天才」と言い、「私の技を防いだプラス勝つってところまでの準備があった」とその強さを語った。

 内山さんは「相手が古賀稔彦ですから、できることは高校3年生の時に、全てあの試合ではやったかなと思ってる。あれ以上のことは僕には出来なかったんじゃないかなと思ってます」と当時の古賀との一戦を振り返り、「負けたからこそ、その時に柔道にあきらめがついて、目標を変えた」と大学病院で肩関節外科の専門医の道へ進んだことを明かした。柔道男子日本代表の井上康生監督(40)が現役だった2005年の大会で試合中に大胸筋断裂の大けがを負った時に治療に訪れるほどの名医になっていた。

 井上氏はVTR出演し「手がちぎれるような感覚があった。寝ていても、手をダランとしていたら、手がもげてしまうような感覚があった」とケガのひどさを説明。内山さんが手術で執刀し、厳しいリハビリをサポートして、見事復帰へ導いてくれた井上氏は振り返った。

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