海老蔵万感「一番伝えたい人は父と麻央です」会見前に“報告”…團十郎襲名

スポーツ報知
市川海老蔵とウエディングドレス姿の麻央さん

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)が来年5月に13代目市川團十郎白猿(はくえん)を、長男の堀越勸玄くん(5)が8代目市川新之助を襲名することを14日、松竹が発表した。

 来年5月に13代目市川團十郎白猿を襲名する市川海老蔵(41)が、13年に亡くなった父(享年66)、17年に亡くなった妻でフリーアナウンサーの小林麻央さん(享年34)に改めて思いをはせた。

 取材陣から「お父さんにはどのようにご報告しましたか?」と聞かれた海老蔵は、間を置かずに「一番伝えたい人物は2人います。父と麻央です」と触れ「伝えたい人物にじかに伝えられないというのは非常に大きなこと。お墓参りをして、今日も出かける前に妻に手を合わせて、そういう日が来たよ、と」。会見前に“報告”を済ませたことを明かした。

 海老蔵としての今までを「いろいろなことがあって大変だったと思います」と苦笑いしたが、言葉以上に波乱万丈の人生を送ってきた。歌舞伎界のプリンスとして、若い頃から、さまざまな有名人との交際が報じられ、2010年、麻央さんとの結婚は国民的な関心を集めた。幸せの絶頂から一転、披露宴の4か月後には酔って入った都内の飲食店で暴行を受け、世間を騒がせ歌舞伎出演を無期限で自粛する事態になった。

 麗禾ちゃん、勸玄くんと2人の子宝をもうけたが、14年10月、麻央さんに乳がんが見つかり、16年6月に公表。必死の闘病生活を続けたが17年6月、天国へ旅立った。シングルファーザーとなり、公演で多忙な中でも、子どもと触れあう時間を大切にし、ブログでも報告してきた。

 苦難を乗り越えての團十郎襲名。「平成の時代に海老蔵であったことが大きな影響を及ぼす、新元号の團十郎になれれば」過去の経験を胸に、海老蔵は前を向く。

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