海老蔵も苦笑…「新之助」襲名の勸玄くん「『海老蔵』継ぎたかった」

スポーツ報知
13代目市川團十郎襲名のあいさつをした市川海老蔵(右)と、8代目市川新之助を襲名する堀越勸玄くん

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)が来年5月に13代目市川團十郎白猿(はくえん)を、長男の堀越勸玄くん(5)が8代目市川新之助を襲名することを14日、松竹が発表した。

 父親が7歳から26歳まで名乗った「市川新之助」を襲名し、本格的に歌舞伎俳優への道を歩み始めた勸玄くんが、大物ぶりを発揮した。襲名のあいさつは前日夜に練習しただけの“一夜漬け”だったが「父も名乗っておりました市川新之助の名跡を8代目として相続致します。どうぞよろしくお願い致します」と、しっかりした口調。取材陣からも温かい笑みが漏れた。

 海老蔵によると「本人はもう、襲名前から(自分が)『新之助』と思っていたところがあり、『海老蔵』を継ぎたかったらしいです」。段階があることを伝えたところ「『そうですか』という言葉をいただきました」と苦笑した。勸玄くんが歌舞伎の稽古と遊ぶことのどちらが好きかと聞かれ「お稽古」と答えたことに「聞いちゃったよ」と頼もしそうに我が子を見やった。

 ちなみに35年前、7代目新之助の襲名発表の会見で、同じ質問をされた海老蔵は「遊ぶこと」と答えている。

芸能

×