三浦大知、両陛下の楽曲歌う「光栄。皆様に届くよう全身全霊で歌わせていただきます」

スポーツ報知
天皇陛下御在位30年記念式典で歌を披露することになった三浦大知

 政府は17日、皇位継承に関する「式典委員会」(委員長・安倍晋三首相)の第3回会合を首相官邸で開き、2月24日に東京・千代田区の国立劇場で開かれる「天皇陛下御在位30年記念式典」において、歌手の三浦大知(31)が記念演奏として歌唱すると発表した。三浦は天皇陛下が作詞され、皇后陛下が作曲された琉歌(沖縄の歌)「歌声の響」を歌う。

 「歌声の響」は両陛下が初めて作詞作曲された作品で、1975年7月、皇太子ご夫妻時代に初めて沖縄をご訪問された思い出をつづられた歌。ハンセン病療養所の入所者との交流を終え、お帰りの際に在園者たちから、沖縄の船出歌の合唱が巻き起こったご経験を「だんじょかれよしの歌声の響 見送る笑顔目にど残る」の歌詞に込められた。15年にはソプラノ歌手・鮫島有美子(67)の歌唱で音源化されている。

 両陛下はこれまで11度ご訪問されるなど沖縄に対して深い思いを持たれており、芸能界屈指のシンガーであり沖縄出身でもある三浦に白羽の矢が立ったとみられる。三浦は「選んでいただいた事、両陛下の想いから生まれたとても大切な一曲を歌わせていただける事、本当に光栄です。天皇陛下御在位三十年のお祝いの心と感謝をもって、この楽曲に込められた素晴らしさやメッセージが聴いてくださった皆様に届くよう全身全霊で歌わせていただきます」とコメントしている。

 ◆三浦 大知(みうら・だいち)1987年8月24日、沖縄県生まれ。31歳。6歳からダンスを始め、9歳の時にユニット「Folder」のボーカルとして、シングル「パラシューター」でデビュー。05年に「Keep It Goin’On」でソロデビューし、17年に「EXCITE」がヒット。17、18年にNHK紅白歌合戦に出場した。175センチ。

芸能

×