ASKA、薬物使用を語る「殺人に同情はあってもクスリに同情はない」
スポーツ報知
歌手・ASKA(60)が、17日放送のフジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」(木曜・後9時)に出演し、クスリについて言及した。
2014年5月に「覚醒剤取締法違反」で逮捕されたASKAが、初めてクスリに手を染めたのは1996年に訪英した時だという。ロンドンでコンサートを行った際、「盛り上がりましょう」と現地スタッフに連れられて行ったクラブで、知らない男に「これいらない?」と声をかけられた。錠剤を半分に割って、水とともに一気に流し込むと、“何か”が突然変わる感覚があったという。ASKAは「『出会ってしまった人』という言い方をしている。“それがそれ”だったと言う感覚はなかった。別のものだというふうに理解していたから。“それ”だって聞いた時にはどこかで観念しました」と話した。
さらにMCの坂上忍(51)から「(薬物を)やめられる人とやめられない人の差って何ですか?」と問われたASKAは「やる人はやる、やらない人はやらないっていうだけの話」と返答。続けて「殺人に同情はあっても、クスリに同情はない。一度やったら、もう人として終わりだと(世間は)攻撃してくる。僕は『川を越えちゃった人』って言い方をしていて、境界線があってやらない側にいる人には何も分からない。何かの弾みで向こうに行っちゃった人は、行っちゃった人だけが知る世界があって、いつでも戻ってこられる(と思っている)。だけど戻ってこさせてくれない空気が世の中にはあって。自分はいつでもやめられるっていうのはどこかにあるから、それが歯抜け状態で続いてきてしまっただけの話」と独特の言い回しで分析した。