市原悦子さん告別式　恩地日出夫監督「長い間ありがとうございました」

　１２日に心不全のため亡くなった女優の市原悦子（いちはら・えつこ、本名・塩見悦子＝しおみ・えつこ）さん（享年８２）の葬儀・告別式が１８日、東京・青山葬儀所で始まった。

　葬儀の初め、テレビドラマ「家政婦は見た！」など、市原さんの思い出映像が約１０分流れた。

　初主演した映画「蕨野行（わらびのこう）」の恩地日出夫監督（８５）が弔辞を述べた。「笑っている写真を見ると、もう二度と一緒に仕事できないのかと思います。長い間、付き合ってくれて本当にありがとうございました」。

　自然を愛した市原さんらしく、祭壇は観葉植物など緑一色に飾られた。遺骨を樹木の下に埋める「樹木葬」とすることも明らかになっている。