南沙良がブルーリボン賞新人賞 報知映画賞と2冠「ビックリ」

スポーツ報知
「80年代のアイドルが大好き」と意外な?趣味も語った南沙良(カメラ・森田 俊弥)

 東京映画記者会(報知新聞社など在京7紙)が主催する「第61回(2018年度)ブルーリボン賞」が20日、決まった。「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」に初主演した南沙良(16)が、報知映画賞に続き新人賞2冠を獲得した。「事務所に呼ばれて、また何かやらかしたのかなとヒヤヒヤしてたら、おめでとうって言われてビックリしました」と大きな目を丸くした。

 「志乃ちゃん―」では、言葉が上手に話せずに周囲となじめない女子高生・志乃を演じた。吃音(きつおん)がある人々に実際に会い「話せない演技」に体当たりで挑んだ。「撮影の時は14歳だったんですが、その時に出せる全部を出して、必死にぶつかった。大切な思い出になっている現場です」と振り返った。

 授賞式では、司会を務める所属事務所の先輩・新垣結衣(30)と“初対面”が実現する。誕生日(6月11日)が同じで、芸能界に入るきっかけにもなった憧れのガッキーとは、1度あいさつしたが、言葉を交わしたことはない。「すごい緊張してて、生きた心地がしないんです。終わった後に最高だったって気持ちになるのかな」と夢心地だ。

 ガッキーは07年度に新人賞を、17年度に主演女優賞を受賞した。「私もまた賞が頂けるように、色んなことを吸収して頑張りたい」と、主演女優賞にも意欲を見せ、ガッキーとの共演も「できたらすごくうれしい。姉妹役とか…。恥ずかしくなってきた」と顔を赤らめた。

 16歳とは思えない、意外な趣味が「80年代アイドル」だ。スマートフォンのカバーには、最も好きだという中森明菜の「スローモーション」のジャケット写真が貼ってある。「テレビで見た時から80年代のアイドルがものすごい好きになって憧れてます。特に中森明菜さんは言葉遣いも、たたずまいも髪型も顔立ちも、ものすごいステキ。伊藤つかささんも好き。(松田)聖子ちゃんカットにもしてみたい。今のアイドルの曲はあまり聞かないんです」。期待の大器は、先輩・ガッキーの背中を追いつつ、周囲に流されることなく、自分が信じる道を突き進んでいく。

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