エレカシ宮本浩次、フジ連ドラ「後妻業」の主題歌でソロデビュー 

スポーツ報知
ソロプロジェクトを始動させるエレファントカシマシ・宮本浩次

 4人組バンド・エレファントカシマシの宮本浩次(52)がソロプロジェクトを始動させることが20日、分かった。22日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「後妻業」(木村佳乃主演、火曜・後9時)の主題歌「冬の花」(2月発売予定)でソロデビューする。

 ドラマは資産家老人を狙い、遺産相続目当ての結婚詐欺を行う“後妻業”の女性・小夜子(木村)を描いた黒川博行氏の同名小説が原作。宮本は台本を読み、制作側の思いをくみ取って作詞・作曲。女性目線の歌詞、親しみやすい歌謡曲調のテイストを取り入れたロックバラードを完成させた。

 「キーワードになる言葉をプロデューサーから打ち合わせの折、直接いただきました」と説明。バンドとの違いには「日本には優れた『歌謡曲』というジャンルがあると思っています。いつかそういう歌謡曲を作りたい―。その思いで、この作品に全力で取り組みました」と語った。

 エレカシのアルバム「ライフ」(02年)以来17年ぶりに小林武史氏(59)をプロデューサーに迎え、宮本の心の奥底に響く歌声と、重厚感のあるサウンドが印象的な仕上がりに。「ドラマと一緒に楽しんでいただけたら、うれしいことはありません。ただ、曲の作者は私。ドラマに合わせているとはいえ当然、私のストレートな思いも歌われていると思う」と宮本。「久しぶりに小林さんと作り上げたサウンド。近年の日本の音楽にはない、独特のサウンドを楽しんでいただけたら」と自信ものぞかせた。

 昨年後半からソロ活動を意識。椎名林檎(40)とは紅白に出場した「獣ゆく細道」でコラボし、東京スカパラダイスオーケストラの「明日以外すべて燃やせ feat.宮本浩次」にゲストボーカルとして参加。ソフトバンクの新CMにも出演中だ。

 2019年はソロプロジェクトとバンドを両立させる予定。ますます目が離せそうにない。

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