エリック・クラプトンが平成ラストライブ、4月に武道館公演

スポーツ報知
4月から3年ぶり22回目の来日公演を行うエリック・クラプトン(カメラ・George Chin)

 英国出身の世界的ギタリスト、エリック・クラプトン(73)が、4月から3年ぶり22回目の来日公演を開催することが20日、分かった。13日から東京・日本武道館で全5公演(15、17、18、20日)を行い、総動員数は5万人を予定している。

 1974年10月の初来日からおよそ半世紀、卓越したプレーで190万人以上を魅了してきたギターの神様。今回の来日で、日本武道館での公演回数は96回を数え、自身の持つ洋楽アーティストの最多記録を更新する(2位はブライアン・アダムスの24回、3位はスティングの22回)。

 クラプトンは1970年代に薬物依存症、80年代にアルコール依存症を患っている。克服こそしたが、常に体調面に不安を抱えており、2000年代以降はファンの間では、来日の度に「最後になるのでは…」と心配されてきた。移動の負担を減らすため、前回の来日(16年)から武道館公演のみ。年齢を考えれば、“平成最後”の今回の来日が「最後」となってしまう可能性も考えられるが、今回はいつもと様子が異なるという。

 昨年7月のロンドン、10月のニューヨークなど10回近く欧米のステージに立ち、クリスマスアルバム「ハッピー・クリスマス」も発表した。今回の来日公演後も5月にイギリスで3公演、6月にオーストリア、ドイツで計3公演を予定するなど精力的で、新元号となった来年以降の来日も期待される。

 ◆エリック・クラプトン 1945年3月30日、英サリー州生まれ。73歳。ヤードバーズ、クリームなどのバンドで活躍し、70年ソロデビュー。「ティアーズ・イン・ヘブン」で93年グラミー賞6冠を獲得。ジェフ・ベック、ジミー・ペイジと並び世界3大ギタリストの一人と称され、ヤードバーズ、クリーム、ソロで「ロックの殿堂」を3度受賞。ほかに「いとしのレイラ」などヒット曲多数。

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