元ＮＭＢ４８の須藤凜々花、引退へ…博士号取得の夢と芸能活動両立に「葛藤消えず」

　昨年４月に医療関係企業に勤務する２０代男性と結婚した元ＮＭＢ４８の須藤凜々花（２２）が１月末をもって芸能界を引退すると２１日、所属事務所が発表した。

　須藤はこの日、所属事務所を通じてファクスでコメントを寄せ、引退を報告。現在、定期的に出演している読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」（金曜・後７時）、ネットラジオ局ＷＲＥＰの生放送番組「ゴジレプ」（月～金曜・後５時の木曜担当）を休んでいるが「心身ともに体調不良が続き」とその理由を説明した。

　長らく将来的にドイツで哲学を勉強し博士号を取りたいという希望があり、「私の中で葛藤が生まれ、皆様に支えられながら、活動を続ける中、葛藤がどうしても消えず、このままでは申し訳ないと考え決意しました」と引退の理由を明かした。

　須藤は２０１７年の６月ＡＫＢ総選挙で前代未聞の結婚宣言で周囲を驚かせ、同８月にＮＭＢを卒業。昨年２月に大学受験に失敗したが、今年も入試に向けて勉強を頑張るとしている。

　所属事務所関係者によると、須藤は以前から「芸能界には向いてないのではないか」などと悩み、昨春頃から親しい知人に相談していた。妊娠はしておらず、家庭は円満だという。３１日放送の「ゴジレプ」が最後の仕事となる。

　◆近年引退を発表した女性アイドル

　▼橋本奈々未（乃木坂４６）１期生で中心メンバーだったが、経済的に一段落ついたことを理由に２４歳の誕生日である１７年２月２０日に。

　▼嗣永桃子（Ｂｅｒｒｙｚ工房、カントリー・ガールズ）「許してにゃん」などの決めぜりふで人気を博したが、「幼児教育の道に進む」として１７年６月３０日のコンサートをもって。

　◆須藤　凜々花（すとう・りりか）１９９６年１１月２３日、東京都出身。２２歳。愛称は「りりぽん」。２０１３年１１月に「ＡＫＢ４８グループ　ドラフト会議」で選ばれ、１４年１月にＮＭＢ４８に加入。シングル「ドリアン少年」ではセンターを務めた。１７年６月の総選挙で結婚宣言し、同年８月にグループを卒業。尊敬する人物は哲学者のニーチェ。