研音初!ものまねタレント「JP」、“王道ネタ”ではなくジョーカーで頂点

スポーツ報知
「ものまね界のジョーカーになる」と活躍を誓ったJP(カメラ・矢口亨)

 ものまねタレント・JP(ジェーピー、35)が、放送中のテレビ朝日系「私のおじさん~WATAOJI~」(金曜・後11時15分、関西地区は深夜0時24分)で俳優デビューし、コミカルな演技で注目を集めている。このほど本紙の単独インタビューで今後の野望を語った。

 演じるのは、主演の岡田結実(18)演じる新人AD・ひかりが担当するバラエティー番組のMCの人気芸人・パウダー。ものまね歴約15年のJPは人生初の芝居に「奇跡。長いドッキリかなと思ってる」。現場では共演者にものまねをイジられ、“声の職人”として尊敬する遠藤憲一(57)から「渋いね」と絶賛された。撮影では得意のボイスパーカッションでアドリブをかますなど奮闘。「緊張でNGも出すけど、少しでもドラマのアクセントになれば」と活躍を誓う。

 昨年12月に大手事務所「研音」に所属。79年設立の同事務所では、約20年前にタレント・マギー(46)らによるコント集団「ジョビジョバ」が在籍したが、ものまねタレントは初めて。唐沢寿明(55)、天海祐希(51)ら本格派俳優が多く所属する中で異彩を放つ。

 小学6年で戦隊ヒーローのものまねを始めたが、大ウケしすぎたことでいじめられた時期も。いじめを軽減するため、レパートリーを増やした。高校時代にTBS系「池袋ウエストゲートパーク」に主演したTOKIO・長瀬智也(40)のまねにはまり、本格的にものまねを志した。

 20歳で吉本総合芸能学院(NSC)大阪校に入学。お笑いコンビで活動したが、1人でものまねの夢が捨てきれず、解散。その後はフリーでショーパブなどで腕を磨いた。

 ネタの数はダウンタウン・松本人志(55)をはじめ、歌手やアニメなど100以上。テレビ番組で共演した長瀬からは「どんどんやってください」と“公認”を受けた。コージー冨田(51)、原口あきまさ(43)ら“王道”がやらないネタを重ね、「スピード感、動きのあるネタで、ものまね界のジョーカーになりたい。目標は『ものまねグランプリ』優勝です」と我が道を突き進む。

 ◆JP (ジェーピー)本名・前坂淳平。1983年7月31日、滋賀県出身。35歳。声優専門学校を経て、20歳でNSC大阪校に27期生として入学。お笑いコンビ「プリティプリンセス」を結成したが約1年で解散、退所。21歳で上京し、フリーで活動。2007年「R―1ぐらんぷり」準決勝進出。12年から「ものまねグランプリ」に毎回出演。183センチ。血液型O。

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